燕山荘 スタッフブログ
大雨の後は。
2019/06/30
予報通りのどしゃぶりの雨となり、朝食を終えられたお客様が一斉に下山を開始されました。玄関は準備されるお客様でいっぱいです。
燕山荘の人気撮影スポットです。こんなお天気でもこの子との撮影は大切な記念になりますね。
夕方、雨が止み、ガスが流されると少し周りの景色が見えました。雨の中登って来られたお客様は次々と外へ出て行かれました。
ここも人気スポットです。お客様が見ているのは360℃、ぐるっと山の名前が書かれている天板です。
雲の切れ間から、ほんのひと時、青空が見えました。とても目まぐるしいお天気の一日でした。
稲垣
雨が雪を解かす。
2019/06/29
週末の今日はまたもや雨となってしまいました。ここ数年6月は晴れの日が意外と多かったのですが、今年は梅雨らしい6月となっているようです。
ここ連日の雨で登山道上で雪の上を歩く部分はほぼなくなりました。もう燕岳に登るだけならアイゼンは不要となりました。ただ、テント場には雪が残っているため山荘直下はまだ冬ルートとなっています。
合戦小屋はこういった雨の日でも雨をよけて休憩できるので、どうぞご利用ください。雨で体が冷えた時は暖かいうどんやスープをご用意しております。
こうした雨で雪解けが進んでいくと花もたくさん咲き始め、テント場の下にはシナノキンバイの小さなお花畑が早くも出来ていました。
サンルーム脇に残る雪ももうわずかとなりました。小屋開けから連日のように除雪をしてもなかなか減っていかなかった雪もこれが最後と思うとなんとなくさびしい気分になります。
夕方、一瞬だけ燕岳が姿を見せてくれました。天気が悪くともこうした光景が見られることがあります。
河地
雨なので。
2019/06/28
あいにくのお天気で、昨日お泊りのお客様は皆様早々に下山されて行きました。降ったり止んだりガスったりの繰り返しの一日。こんな日は下を向くしかない、あった。見つけました。たくさんの株の中にピンクを見つけました。コマクサが咲き始めています。
雨なので燕岳へ行かれるお客様はほとんどいらっしゃいませんでした。サンルームでお茶したり、売店で買い物を楽しんだりと館内でゆっくり過ごされる方がほとんどでした。夏に向けて売店の商品もほとんど揃っています。Tシャツは試着も出来ます。
夕方、ほんの一瞬、風でガスが流れて景色が見えてきました。雨なので、景色は諦めていたので、いつも以上に幻想的に感じました。
こんなお天気のしめはやっぱりライチョウですね。お客様の夕食時間と同じころ、このライチョウも食事の時間だったようです。必死にエサを食べていました。
稲垣
梅雨本番。
2019/06/27
晴天は昨日までだったようで、今日は再び雨の一日となりました。そして、夕方には台風へと変わった熱帯低気圧の接近により、次第に雨風が強くなり出してきました。6月後半から7月頭にかけては梅雨末期の大雨になることが多いので、それにこの台風の接近とあり、気象情報への注意が必要となりそうです。
こんな雨の日でしたが、学校登山の下見登山が行われました。稜線は非常に強い風が吹いていたのですが、登山道の様子を知っておかなくてはという先生方の声の下、山頂を往復してきました。こうした先生方の努力があって、この学校登山は成り立っているのだと感じました。この学校登山は山の多い長野県ならではの文化でいつまでも続いてほしいものだと思います。ちなみに7月10日、18日、22日、23日、24日、25日と学校登山があります。すれ違いや山小屋の混雑等ありますので、ご理解の程よろしくお願いします。生徒さんたちには一生の思い出になることでしょう。
この雨で登山道上雪解けはさらに進んでいます。もう少しで雪の上をあるくこともなくなることでしょう。
ここ数日で咲く花も増えてきました。小屋のちょっと下ではシナノキンバイも咲き出してきました。この先の天気予報を見ていると雨が続きそうですが、この雨が夏を連れてきてくれることでしょう。
河地
お散歩日和。
2019/06/26
昨日に引き続き、今日も良いお天気で風もなく、稜線を歩くにはもってこいです。ということで今朝は蛙岩までお散歩に出かけました。
蛙岩は常念方面や槍方面へと続く、縦走路の途中にあります。この看板の右の方へ進むのですが、なんだか下っていってしまうような変な感じを受けます。逆にこの時期、中房へと通じる合戦尾根はここを左に上っていきます。
歩き出すとすぐにハイマツの間を抜けたり、多少のアップダウンを繰り返しながら、楽しい稜線歩きとなります。
蛙岩に近づいてくるとこんなに大きな岩の間を通ったりします。
合戦尾根や燕岳までの間ではほとんど見かけることのないルート表示です。
蛙岩到着。特に蛙岩という表示はありませんが、距離の看板があります。
稜線にも花は咲き出しています。ご褒美はかわいらしいイワウメです。
燕岳の頂上まで行くと剣岳を見ることができるのですが、実は縦走路を少し歩き、振り返ると立山・剣がばっちり見えます。
縦走路から見る燕山荘
やっぱり、だいぶ下ったのですね、燕山荘がかなり遠く感じます。
でも合戦尾根とも燕岳ともまた違った楽しさがあります。燕岳は昨日登ったし、帰るには少し早いしと思ったら蛙岩辺りまでのお散歩がちょうどいいかもしれません。
稲垣
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北アルプス燕岳(2,763m)の山小屋燕山荘のスタッフがリアルタイムでその日の出来事をお伝えしています。
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