◆花粉温度計によるスギ花粉飛散開始時期は・・・ ◆今年のスギ・ヒノキ花粉総飛散量は・・・ ◆小児、成人を問わずダニアレルギーのある人は・・・ ◆乾燥した気候が続いています。入浴直後の保湿剤・・・
【スギ花粉 2月18~23日ころ飛散開始】
◆花粉温度計によるスギ花粉飛散開始時期は、松本地域では2月18日から23日頃と予想されます。その頃の最高気温が12~13度以上で南風が吹いた日の前後に、飛散開始となるでしょう。
◆今年のスギ・ヒノキ花粉総飛散量は、日本気象協会によれば昨年と同程度とされています。当方の予想は、スギは昨年並みですが、ヒノキを合わせると昨年より少ないと見ています。
◆花粉が多く飛ぶタイミング
1)最高気温12℃以上の晴天日に飛散量が多い(特に降雨後)、風が強い日に多くなります。今年は山梨から関東における花粉発生数が多いので、南東からの強風が吹くと、県内にも大量飛散があるかも知れません。
◆外出時の注意
2)外出は自動車で。窓を閉め、エアコンは内気循環に。
3)外出の必需品は帽子、不織布マスク、花粉対策メガネ。子ども用は、張り出し部に軟質樹脂を使用した製品に。
4)花粉が付きやすいフリースやセーターは避ける。
◆家屋と花粉
5)ふとんや洗濯物は室内干しを厳守。家庭では常に窓を閉め、フィルター付きの給気口と換気扇の組み合わせで換気します。外に出ていた人・物は全て、玄関外で花粉を落としてきましょう。帰宅したら手と顔を洗い、着替えを。家庭内にコロナ感染症の可能性のある人がいなければ、窓開け換気は不要です(開放型燃焼器具の使用中は除く)。
6)室内にたまった花粉は、床ワイパー等で拭き取る。空気清浄機を購入するなら送風機能のあるものに。
◆最適な治療は?
7)初期療法;飛散開始日頃には服薬を開始し、症状悪化時はステロイド点鼻薬へ変更します。順序や組み合わせは個々人により異なりますので受診時にご相談ください。点眼薬は目のかゆみを少しでも感じた日から開始しましょう。
8)根本治療;舌下免疫療法は、5歳以上65歳未満のスギ花粉症の人が保険診療での対象になっています。スギ花粉飛散終了後の5月末以降に治療を開始することができます。3~5年は自宅での服薬を毎日続けます。
◆花粉飛散の最新情報は、 花粉症情報ブログリンク先で最新情報をご確認ください。
【ぜん息克服への道】
◆小児、成人を問わずダニアレルギーのある人は、喘息の状態を改善したり、長期管理薬を減量する上で、ダニの舌下免疫療法は非常に有効です。壮年期以降の呼吸機能の低下を防ぐ効果も期待できます。
【スキンケアの達人】
◆乾燥した気候が続いています。入浴直後の保湿剤(モイスチャライザー)を続けましょう。
◆紫外線が急に強まる時期であり、外出時間も増えるので、全ての年齢で日焼け止めの使用を推奨します
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