
松本の縄手通りに「中劇シネサロン」という映画館があった。
残念なことに2004年に閉館し、その跡地には高層マンションが建った。
最近はその景色にやっと慣れたが、初めのうちはどうも違和感があって馴染めなかった。
「中劇シネサロン」は松本の街中に調和した時代を感じさせてくれる映画館だった。
何度か足を運んだことがあった。建物は古いが木の床は磨き込まれ、常にキレイに掃除されていた。
そんな時代を経て磨り減った木の丸みや、柔らかなやさしさに触れると気持ちが落ち着く。
古い木造の建物にはそんな良さがある。
よく探してみれば、そんな建物は街中にもまだ沢山残っている。
新しいお洒落なお店も良いけれど、たまには古いお店を訪ねて何年もの月日の中で、多くの人々の喜怒哀楽を静かに見守ってきた木のぬくもりに触れて、木のつぶやきを聞いてみてはどうだろう。
テレビのことを書いているうちに思ったが、そういえば最近バラエティー番組をあまり見なくなった。
少し前まではあまり気にならなかったが、画面に出てくる装飾の多い文字や、効果音・色使いがどうもうるさく感じてしまうのだ。
チャンネルをNHKに切り替えて妙にホッとしてしまう。
自分なりに分析してみると、やっぱり年を取ったということなのだろう。
本屋で立ち読みしていると、ファッション雑誌の表紙に「ヘビロテ」とか「ヘビロテアイテム」いう見慣れない言葉を発見。さて、「ヘビロテ」とはなんだろうかと調べてみると。もともとはラジオ局が使い始めた言葉で、推薦する曲を一日に何度も放送したりすることを「ヘビーローテーション=ヘビロテ」と言っていたそうだ。
それがいつの間にかファッションでも使われるようになって、「お気に入りの服」や「マイブームアイテム」のことをそう表現するらしい。
ボーッと生きている間に知らない言葉が、若者のあいだであたりまえのように使われて、こちらも常にアンテナを張っていないとそのうち若者と会話ができなくなりそうだ。
いまは信州の冬を「ももひき(ズボン下)」無しで何とか乗り切っているが、「ももひき」が「超ヘビロテアイテム」になる冬も、そう遠い話ではないなあと思う今日この頃。
ああ、やっと春の訪れかと喜んだのも束の間、日曜日は朝から雪。
また冬に逆戻りです。
ぼんやりテレビニュースを見ていたら、県内の豪雪地帯に住むお年寄りの話題を取り上げていました。村も過疎化が進んで住人は高齢者ばかり、一人暮らしの方が多く病気も心配だし、雪の中を買い物に出るのも大変な地域。雪下ろしは重労働になります。
そこで、この時期だけお年寄りが集まって施設で共同生活し、仲間と共に楽しく厳しい冬を乗り切るといったニュースでした。食事の用意もしてもらえるし、寒い思いもせずに安心です。
これは素晴らしいと思って見ていると、レポーターがひとりのおばあさんにインタビュー。
「ここでの生活はどうですか?」
「そうですね。楽しいですよ。ただ、少し寝不足ですね。ここは朝食が7時だから、6時に起きます。家にいるときには朝7時に起きて、夕方6時に寝ていましたけど、やっぱりみなさんと話をしたりで、寝るのは8時とか9時になりますからねえ」っていうか・・・一体普段は何時間寝ているのかと、思わず指折り数える私でした。
軟式テニス(ソフトテニス)をやっているW氏と硬式テニスをやっているY氏の話。
2人は互いに自分のやっているテニスの難しさを熱弁し、あげくには相手方のテニスを批判し始めます。
まるでスポーツマンらしくない両者にマイナス5点。
松筑木材協同組合で木にまつわる川柳を募集しています。
季語のない5・7・5の定型詩ですが、字余りなど気にせず自由な発想で詠んでください。
詳しくはこちらをご覧ください。

このブログでは、当組合の様子などをお届けします。




