大町市土地改良区「水土里ネットおおまち」越荒沢堰

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水土里ネット おおまちからのお知らせ

イベントのご案内やイベント報告などをお伝えします。

平成24年度の各会計は、5月31日の出納閉鎖期日に出納整理期間が終了したため、本日6月25日に、監事3名による監査が行われました。
監査には、福嶋理事長、平林会計担当代表理事、倉科工事担当代表理事が立会いのもとに、5月31日現在の各会計出納簿残高と預金残高の照合が行われ、すべて一致しており適正であった旨の監査報告がありました。
 また引き続き、平成24年度に行われた事業実施個所の現場監査が行われ、市単かんがい水路改修事業実施個所18か所の内、抽出した6か所の工事実施状況について監査が行われ、いずれも適正、良好であった監査報告がありました。
 今後は9月下旬に、平成24年度決算監査が行われます。


市単事業閏田地区 現場監査の様子

 5月21日(火)岩肌に雪形を描き残雪が眩しい北アルプスに象徴されるここ大町市…今日もよく晴れました。
 大町西小学校5年生の田植えがそんななか賑やかに行われました。定刻の午前11時5分 担任の先生に引率され子ども達が田んぼの脇にあるビニールハウスの前に整列しました。
 当水土里ネットおおまちの宮坂局長のあいさつに続いて中村次長から苗の植え方等作業の進め方、注意事項などが伝えられいよいよ始まります。
 田んぼの畦に一列に並び、それぞれ苗を手に持ち合図の有るのを待ちます。
               立派に育った苗


 先週15日(水)に行われた代かきでは子どもたち以上に奮闘し、自ら先頭切ってどろんこになり田んぼを駆け回って大活躍の安田先生も子どもたちに混じり、やる気十分と見て取れました。
 前にご紹介しましたが、安田先生は東京出身で今年4月大町に赴任されたばかりです。自然豊かな大町に日々大変感動し、子どもたちと共に自らの感性にも良い刺激となっているようです。
 苗の植え方については、例年だと田んぼの両側に子どもたちが印の付けたロープを張り、一列植えてはまたロープを動かし一列植え進むというやり方でしたが、今回初登場の「枠車」は担任の先生が朝から作ってくださり、既に田んぼには植えやすい筋付けがされてました。

              さあ 植えるよ!    

 かつて機械による田植え作業が行われる以前には田植えも人の手作業で行われていました。隣近所の家で日にちを申し合わせ、有る程度の人数の人を頼んで一斉に田んぼに入り苗を植えていきました。そのとき植える目安とされたのが「枠車」と言われるものです。植える幅の通りに作られた円形の枠を使って転がしながら予め田んぼに筋をつけておきます。郭公の鳴き声を聞きながら、またおしゃべりしながら和気藹々と植えていき、見る間に早苗のそろった田んぼに変身!田植えの時季にはこのような光景があちこちに見られ風物詩とされていました。
          みんな植えるの上手ですね        

           

 さて、今年はこの懐かしい「枠車」を使っての田植えとなりました。「苗の持ち方、土の中にどのように置いたら良いか、皆さんが植えた苗が根付き立派な稲に生長して行く姿を想像しながらがんばって植えてみてください。」という中村次長のことばが子どもたちの力につながり、田植えは予定の時間内にほぼ終了、緑の早苗が誇らしい生き生きとした水田に姿を変えていました。
 春先、各班ごとに種まきを行った苗作りはほとんどムラ無く育ち、見事な苗になっていました。また中には家での植え直しを手伝った経験者もいて、セミプロ並みの手際でリーダーシップを発揮、周囲を驚かせていました。
 もう一人の担任の栗林先生は実家が大町で、しかも農家と言うこともあり子どもの頃手伝った手植え作業を思い出しながら指導に当たっていました。
 また「今後植え直し、草取り、米の花の見学、案山子作りなど行う予定であり、なるべく田んぼに入る機会を持ちたい。また、校内を流れる川で水を掛け合って汚れを落としあうのも経験させたい。」と話していました。
 これから秋の採り入れまで梅雨、暑い夏を過ごし水、肥料、草、病気の管理など、みんなに見守られながら立派な稲に生長していく事でしょう。
 こうしてみんなで大切に育て、手にしたお米はたった一粒のお米であっても何万倍のお米と同じだけの価値があり、その一粒を大切に思う心も一緒に育っていって欲しいと思いました。

    ちなみに…代かきでがんばった安田先生?と子どもたち      



 5月14日(火)10時半 大町西小学校5年生の野外学習に参加 してきました。
 

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 先週初めの15日の種まきから1週間経った今日の午後、苗の様子を見に行ってきました。
 外は相変わらず日替わりの天候が続いており、陽射しは暖かくてもそれをかき消すように風は冷たく、先週末には更に冷え込み5~6センチ程の積雪があった大町です。
 しかし苗箱はビニールハウスの中で管理され、子どもたちの小さな手で蒔かれた種たちは生長の時を今か今かと待っていることでしょう。
 19日に見に行った時には、どの箱もまだ白っぽい根のような芽が出たばかりでした。
 さて、期待してハウスの扉を開けてのぞいて見ると、どの箱にも鮮やかな緑の苗が見えていました。多少のばらつきは有るもののそこにはしっかり苗の生長が確認されほっとしました。
 芽だしに成功すると、今度はビニールハウスの管理が更に重要になってきます。たとえば気温の変化に応じての調節が大切です。夜は冷え込み温度計はまだ零下を示す時もあり、逆に日中は高くなりすぎるのを防がなくてはなりません。それに適当な水の補給です。毎日一度はたっぷりの水まきが必要です。
 一人前の苗として田んぼに植えられるまで、こうして苗も人間もがんばっていきます。 
 苗の生長していく過程で、携わる大人も体験で得てきた様々な知恵を力として子どもたちに伝え、子どもたちはそれを実践し生きた体験授業になって行くことでしょう。
 まだ地表に出てきたばかりで見栄えはしませんが、次回のお知らせの時には更に鮮やかに、そしてしっかり苗として生長した姿を報告できることと思います。


            種まき後4日目 ちょっと顔出し!
  



          7日目 少し苗っぽくなりました     
   



 平成25年4月15日(月)平成25年度大町西小学校5年生の米作り体験授業が始まりました。
 4月に入ってこのところ、連日のように強風が吹き荒れ、雪も舞う定まらない天候が続いていましたが、当日は曇ってはいるものの比較的穏やかな様子となりました。
 定刻の2時、温室横の通路に新しく5年生になったばかりの2クラス約50名の子どもたちが、それぞれ担任の先生に引率され集まって来ました。
 担任の栗林先生から紹介され、水土里ネットおおまち宮坂局長が挨拶に立ち「水土里ネットの仕事、地域における役割、そしてこの授業を通じて水の大切さを理解してもらいたい。」と子どもたちに伝えました。
 続いて中村次長から今日の種まき作業の手順や注意事項の説明が有り、その後床土の入れ方から覆土までの一連の作業を実際にやって見せました。
 蒔く種は、今年も「ライスファーム野口」から提供していただいた「オラガモチ」です。
 子どもたちはいよいよ自分たちの出番とあって意欲満々!予め分けられた班に分かれ、見たばかりのお手本にそって作業開始。子どもたちの小さな手が集まって箱に土を盛られ、種を蒔き土を被せ水をまいて行きます。
 一箱に適度な土、適度な種、適度な水。指導の言葉を守りながら子どもたちはにぎやかに作業を進めていきます。そして、手早くあっという間に作業は終了!片づけもきちんときれいにできました。
 これから長い期間にわたり学習していく貴重な創造の種を、こうして子どもたちは無事蒔きおえました。種の入った箱は、この後ビニールハウスの中で順調に育ち約1週間ほどで芽を出して来ることでしょう。
 最後に質問を求めると、畦塗りはなぜするのかという質問に、中村次長が丁寧に説明、実体験からの優しい説明に納得した様子で子ども達も頷いていました。
 今年度からの担任の一人、安田先生は東京から大町市に赴任、米作りはもちろん初体験!次回の代かき作業では、子どもたちと一緒にどろんこになっての授業が楽しみというところで今日の授業は終わりとしました。

            作業手順を熱心に聞く子どもたち




              こうやって蒔くんだね




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