2013/06/15 16:52

フランスから戻って来たばかりの私に、
峯下農園から荷物が届いた。


アスパラざくざく、
チンゲンサイ。こかぶ。


そして……、

何だろ、これ。


す〜っっと伸びた茎からは茗荷の葉っぱが付いている。

しげしげと眺めている私に、HOLLYが一言。
『それ、茗荷たけ!』


ええ??


茗荷たけって、伸びてきた茎の中心から、
一本、シュッと伸びてる、野蒜みたいな黄緑のやつじゃないの??

広げると葉だから、
葉っぱの元の事かと思ったよ。

黄緑君をちょんちょん引っこ抜いて、
薬味にして、冷奴に乗せると美味しい!

私、大好きなんだけど…。

う〜む。
根本は、茗荷の白だ。
繊維の感じも茗荷的。
でも、根っこが付いてるよ??


思い込んでいたのが、上下逆さまの部分なので、
とても不思議だった。


HOLLYは、茗荷たけをさっと手早く洗い、
『この白い所に味噌付けて食べるんだ』
と言う。


皆さんは、初めて出会う食材をどうやって食べますか?

私はまず、匂いを嗅いでみる。

う〜む、薔薇の香り……
な訳無いか。


よ〜しっっ


ポリッといってみた。




うわぁ〜っっ!!





次週へ続く。




あ、それ、ヤダね。
ドラマみたいに、気になるから。


小ネタ割愛。


口の中一杯に、
野生味溢れる茗荷の香り!!

茗荷より、蒼く清々しい!


私、茗荷大好きなので、
たちまち虜になった!



あ〜、コレ美味しいわ。



梅雨に茗荷は、竹の様にぐんぐん伸びる。
だから茗荷竹。

伸び出した、一番芽だそうだ。

食べられるのは梅雨の今だけ。
やがてしっかりとした茎になり、
根本には白い茗荷が出てくる。
それが(茗荷子)。
子っっって(#^.^#)
可愛い。




うへぇ〜っっ!!

知らなかった!


あれあれ?
もしかして、皆さんは御存じでした…?

私のフランス滞在、長過ぎたかな〜っっ。



お客様の想像も様々。
一番多かったのが、
茗荷茸。

茗荷味の茸……。フムフム。と想像しておりました。


さぁさぁ、
谷中生姜の様に、
根本をポリッとやってくだせぇ。


私が思い込んでいた
茗荷竹(穂先)。

こちらも負けずに美味しいので、
刻んで、味噌に混ぜました!


ひゃ〜っっ

雨降ってる事忘れちゃうね。
ぬか漬けの大根も、いい具合に漬かってるじゃねぇかい。
乱切りにして、ボリボリといってもらいやしょう。




梅雨空の毎日。


茗荷竹の清々しい香りと味は、そんなうっとうしい湿気を吹き飛ばしてくれる気がします。



夏はすぐそこですが、
梅雨には梅雨の楽しみがありますね!