武居木材社長‐武居 正芳のブログ

おもてなしという言葉は、富士山や京都といった観光スポットというハード面だけでなく、世界の方を迎えるわたしたちの心というソフトの面で、新しい日本の魅力となりつつあります。

 そこで今回は「おもてなし」という言葉をひもといてみましょう。「おもてなし」は、動詞の「もてなす」の連用形名詞「もてなし」に丁寧語の「お」がついたもの。ちなみにもてなしとは、とりつくろう、取り扱う、食事や茶菓のごちそう、身のこなし、といった複数の意味を持つ言葉。これらの要素は、古くは茶道の世界の利休七則にも盛り込まれているものです。

 「おもてなし」に類似する語として、「サービス」が挙げられますが、この2つは語源から見るとまったくの別ものであることがわかります。「サービス」の語源であるラテン語「servitors」には奴隷というニュアンスが含まれ、提供者と被提供者の上下関係が内包されているのに対し、「おもてなし(hospitality)」の語源であるラテン語「hopes」は、巡礼する異邦人を歓待することを示す言葉で、提供する側と提供される側は対等であることが前提となっています。そう考えると、お遍路の地である高知県でおもてなし課が発足したことや、上下関係を排した茶道の世界でおもてなしが育まれてきたこともなるほど、と腑に落ちますよね。

 見返りも主従関係もない中で提供されるからこそ、相手の心に届くおもてなし。おもてなしは、チップの習慣がない日本だからこそ育まれてきた精神なのです。

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プロフィール
武居木材㈱ 武居正芳

武居木材は、大正10年の創業以来、「木を知り尽くした材木屋が建てるひとにやさしい自然住宅」という考え方に基づき、お客様の要望にあった住まいづくりを実践してきた会社です。
このブログでは、4代目社長武居正芳が日々感じること、私たちの家づくりへの思いなどを書き綴っていきたいと思います。よろしくお願いします。
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