武居木材社長‐武居 正芳のブログ

近年、「食品ロス」という言葉をよく耳にするようになりました。これは、まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品を指します。日本で1年間に廃棄される食品は2759万トンとされています。その中で、「食品ロス」に相当するものは643トンにのぼります(環境省・農林水産省 2016年)。
日本人の多くが豊かな食生活を送る一方で、海外に目を向けると、飢餓に苦しむ人も大勢いることがわかります。そうした事実を考えると、大量の「食品ロス」が出ている現状は、非常に残念なことです。
毎年この時期になると、多くの人が忘年会や新年会を開き、飲食を楽しみます。みなさんも宴会に出掛ける機会が増えるのではないでしょうか。ただ一方で、宴会の後には大量の食べ残しが発生します。
こうした状況を改善するため、最近「30・10(さんまる・いちまる)」という運動が注目されています。これは、乾杯後の30分間と終了前の10分間は、それぞれ自分の席で料理を食べることを推奨する取り組みを指します。201年に松本市で始まり、全国各地に広がりました。宴会になると、お酒をつぎ回ったりするため、どうしても料理に手を付ける時間が少なくなりがちです。でも、あらかじめ食べる時間を決めておけば、全員が料理を楽しむことができます。
また、料理を注文する際、参加者の好みや食べる量を確認しておくことも重要です。いくら食べる時間を決めていても、食べられないもの、必要以上に多い料理が出されては、「食品ロス」を減らすことはできません。この点は幹事さんの腕にかかっているといえるでしょう。
料理をできるだけ残さず食べて、楽しく、そして気持ちよく宴会を終えるようにしたいですね。


秋の味覚の代表格といえば、まずサンマを挙げる方が多いのではないでしょうか。でも今年はこのサンマについて、不漁というニュースが続いています。サンマ漁は毎年8月から始まりますが、今年は極端に水揚げが少ない状態となっています。今後増加する可能性もありますが、年間漁獲量が例年以下になることは明らかでしょう。
不漁の原因は、サンマの回遊ルートの変化にあるといわれています。サンマの生息域が日本近海から離れたため、獲れなくなったということです。
ただ、理由はそれだけではありません。サンマ自体の量が減っているともいわれています。その大きな原因が乱獲です。日本はもちろん、近年は中国や台湾でもサンマが人気で、乱獲に拍車がかかっているようです。
 不漁といわれている水産資源はサンマだけではありません。ウナギ稚魚も漁獲量の減少が続いています。クロマグロも数が激減しているといわれています。これらもニュースなどでたびたび取り上げられているので、ご存じの方も多いでしょう。
サンマもウナギもマグロも、日本の食卓ではおなじみの魚です。でも、今後こうした魚が気軽に食べられなくなる可能性があるのです。かつて、日本ではニシン漁が盛んでした。しかし、今では日本近海でほとんど獲れなくなり、店頭にあるのはほぼ輸入物となっています。サンマなどもニシンと同じようになるかもしれません。
 そうならないように漁業関係者らが対策を検討していますが、私たち消費者も水産資源に対する意識を高める必要があるといえます。
当たり前のように口にしている魚も、限りある資源であるということを忘れないようにしましょう。そして、感謝の気持ちを忘れず、大切に、そしておいしくいただくようにしたいですね。


みなさんご承知のとおり、今月から消費税率が10%になります。増税前にいろいろと買い置きをされた方も多いのではないでしょうか。
今回の増税で注目されているのが、軽減税率の導入です。これについては「なんとなく複雑……」というイメージが広がっていますが、あらためてこの制度についておさらいしておきましょう。
 まず、軽減税率の対象になるのは、飲食料品と新聞です。新聞については、週2回以上発行される定期購読の新聞が適用され、コンビニなどで販売される新聞や電子版の新聞は除外されます。
問題は飲食料品です。ここでいう飲食料品とは、食品表示法で規定された「食品」を指します。ビールや日本酒、みりんなどは「酒類」に該当するため、軽減税率の対象とはなりません。一方で、みりん風調味料などは「食品」として扱われるため、税率は8%です。また、ミネラルウォーターは「食品」とみなされるので8%ですが水道水は対象にはなりません。
軽減税率で、事業者を最も悩ませるのが、外食との区別です。飲食料品を買って持ち帰れば8%ですが、店内で食べると10%になります。店内飲食か持ち帰りかが、はっきりしている店であれば問題はないでしょう。でも、お客さんが選択する場合はちょっと面倒なケースが出てきます。たとえば、コンビニエンスストア内にあるイートインスペースで食べる場合がそうです。これは、購入する,ときにレジでイートインを利用する意思表示をすれば10%、しなければ8%になるとされています。2%分支出が増えるのは、家計にとっては大きな負担になります。制度の内容をもう一度確認して、減らせる負担はできるだけ少なくなるようにしたいですね。



6月5日は、日本の提案を受けて国連が定めた「世界環境デー」です。日本ではさらに6月を環境月間とし、環境について考えるきっかけとなるようなイベントが開催されます。
 私たちが毎日の暮らしの中で取り組みやすいエコ活動のひとつが、Myバッグ(エコバッグ)を持参することによるレジ袋削減でしょう。レジ袋は薄くて丈夫で便利ですが、反面、レジ袋1枚を作るのに石油を約18ml使用する石油資源の面や、ゴミの増加の問題、さらには鳥や魚などの動物が食物と間違えて飲み込んでしまうなど、さまざまな問題点も指摘されています。もちろんレジ袋だけを削減したところで、いろいろな問題が解決するわけではありませんが、身近なだけに、環境を考えるきっかけのひとつになると言えます。

 レジ袋削減の取り組みは意外と古く、90年代半ばからスタートしています。しかし「買い物をしたら袋をもらうのが当たり前」という習慣の壁は厚く、広く浸透するまでには至りません。流れを変えたのは、改正容器包装リサイクル法でした。廃棄物の発生を抑制する一環として、レジ袋対策がもりこまれたのです。
 
 さて、レジ袋削減の時の必需品といえばエコバッグです。買い物カゴにセットできるタイプのものは、詰め替える手間が省けるので、忙しい人や帰宅を急ぐ人におすすめです。ほかに、広げると大きくなるものや、きれいに畳まなくてもくしゃっと丸めるだけでコンパクトになるもの、丈夫なキャンバス地のものなど実にいろいろです。最近では、スーツで持っていても違和感のないデザインのエコバッグも登場し、ビジネスパーソンでも違和感なく使えそうです。
 最新の意識調査では、国民の85%が環境問題への取り組みに対して、肯定的に考えているという結果が出ています。老若男女問わずエコバッグを持ち歩くスタイルが定着する日も近そうですね。

新緑が目にまぶしい5月。いよいよ新茶のシーズンの到来です。「夏も近づく八十八夜」は茶摘みの歌として知られますが、この頃は2月4日の立春から数えて88日目の「八十八夜」にあたり、摘んだ新茶を飲むと無病息災という言い伝えがあるそうです。この言い伝えは大げさでなく、日本茶が健康によい成分を多く含んでいることはよく知られていますよね。たとえばカテキンは血中コレステロールの低下や体脂肪低下作用、抗酸化作用や虫歯予防。カフェインには眠気ざましや二日酔い防止、利尿作用。テアニンは血圧低下作用やリラックス効果。その他ビタミンやサポニンなどによるさまざまな健康効果があることが研究であきらかになっています。
これらの機能性成分に注目して開発されたのが、トクホと呼ばれる特定保健用食品の緑茶飲料。健康への高い関心を背景に、「緑茶は健康によい」ことが定着したのです。
手軽に緑茶が飲めるようになった一方で、お茶の葉の消費量は下降気味だそう。確かにペットボトルは入手しやすく、持ち運びにも便利。飲みたい時に手軽に飲める優れた飲料です。しかし急須でいれたお茶は、普通の緑茶飲料に比べ、ポリフェノールが平均して約1.4倍、うま味・甘みの成分であるアミノ酸は、約5倍多いというデータも発表されています。渋みや苦味の中にあるうま味や甘みを味わうなら急須で入れるなど、気分や状況によって使い分けてみてはいかがでしょうか?
さて、行楽シーズンたけなわのこれからの季節は、旅行でお出かけの方も多いと思います。旅の楽しみの一つと言えばグルメ、電車旅行なら「駅弁」ですよね。そのお供はやはりお茶です。現在の主流はもちろんペットボトルですが、陶製の容器で売られる「汽車土瓶入りの緑茶」や「ポリ茶瓶」も健在です。旅ならではの非日常感たっぷりのお茶を味わうのもおすすめですよ!

「子どもたちの好きな食べ物」の第1位にランクインしているのが寿司です。今は「SUSHI」として世界に誇る日本料理の一つであり、各国にある日本食レストランでは、ほとんどが寿司を扱っているのだそうです。

 かつては高級で特別な日にしか食べられなかった寿司を、身近にしてくれたのが回転寿司でしょう。その発祥の地は大阪。ビール工場で回るベルトコンベアからヒントを得て「コンベア旋回式食事台」を開発し、東大阪市に回転寿司店をオープンしたのが1958(昭和33)年の4月でした。

 西日本を中心に広がっていた回転寿司が東日本に「上陸」したのはそれから10年後ですが、そこには偶然のエピソードが! 仙台市で寿司屋を営む人が、中華の回転テーブルをヒントに何と独自の回転寿司を開発していたのです。彼は仙台で回転寿司屋を開業しようとしたものの、大阪の寿司店が特許を取得していたため自力での開店を断念し、フランチャイズで出店したそうです。同じような時代に同じような発想をしていた人が東西にいたのですね。

 回転寿司が一気に増えたのは1978(昭和53)年のこと。特許が切れたことで回転寿司の出店が自由になったのです。その後はご承知の通り、寿司ロボットの導入や、タッチパネル式注文など、劇的な進化を遂げています。ちなみにレーンの右回りが多いのは、右で箸を持ち、左で皿をとるからだとか。回るスピードは一般的に分速5メートルだそうで、速すぎず遅すぎずといったところでしょうか。

 現代の回転寿司は、デザートだけでなくラーメンや天ぷらなどサイドメニューも充実していて、最近は本格コーヒーを提供する店も登場しましたね。メニューだけでなく、オーダーした寿司が電車で運ばれてきたり、食べた数によってクジができるなどの演出も、ファミリー層から支持される理由の一つです。

寒かったこの冬に大活躍したブーツも、そろそろ片付ける時期がやって来ましたね。来シーズンもきれいな状態で履くためには、しまう際のお手入れが肝心です。
 そもそも私たちの足の裏は、大変な汗かきです。その量はというと、靴を1日履いていたとして両足でコップ1杯から1杯半ほどにもなるというデータもあるほど。その汗はストッキングや靴下を通して靴の中に発散されていき、イヤなムレの原因になります。ましてやブーツだと、ムレやニオイがこもりやすくなってしまうのです。
 ブーツをしまう時は、まず表面の汚れをしっかり落としましょう。ブラシでホコリを取り、専用のクリーナーやクロスを使って汚れを落としてツヤ出しをしておきます。スエードやベロア、ヌバックなど起毛している革は、専用ブラシでホコリを落として寝てしまった毛を起こし、汚れは専用の消しゴムで汚れを落とします。次に中の湿気を取ります。乾燥剤や除湿効果のあるシューキーパーを入れ、風通しのよいところに陰干ししましょう。ドライヤーで乾燥させると革が傷んでしまいます。ふわふわしている内側にも靴用の雑菌繁殖を抑えるスプレーをひと吹きしておきましょう。
 汚れと湿気対策が終わったら、型崩れしないようブーツキーパーを入れて箱やケースにしまいます。この時重曹を入れたビニール袋を一緒に入れておくと、ニオイ対策にもなります。でもロングブーツだと、保管スペースを確保するのも大変ですよね。そんなお悩み解消方法のひとつが、吊り下げてしまおうという発想。下駄箱の中に突っ張り棒を渡し、ひもをつけたクリップでブーツを吊り下げることで、収納と型崩れ防止になります。また、ブーツハンガーを活用すれば、収納スペースが1/2で済むのですっきり。さらには下駄箱への収納にこだわらず、ブーツキーパーを利用して型崩れを防ぎ、通気性のいいエコバッグに入れてクローゼットへ、という手もあります。最近は専門会社によるクリーニングサービスや、シーズンオフ中に預かってくれる保管サービスもあり、お手軽です。
 汚れ落としと十分な湿気対策、この2点がブーツをしまう際のポイント。頑張ってしっかりお手入れをして、来シーズンもきれいなブーツでおしゃれを楽しんでください。

風邪やインフルエンザの季節。そして、受験シーズンでもあるこの時期、重宝するのが、栄養ドリンクです。疲れた時やここ一番のふんばり時にぐいっと飲み干して乗り切る、忙しい現代を生きる私たちの、お助けツールのひとつですよね。

 最近は、「エナジードリンク」と呼ばれる飲み物もあり、こちらもやはり、ここ一番の時に飲み干す系。いったいどう違うのでしょうか。

 まずはおなじみの栄養ドリンク。効能・効果は肉体疲労時の栄養補給や滋養強壮で、それらの効能を表示することができます。ラベルには指定医薬部外品や第2類医薬品、第3類医薬品と表記してあり、用法や用量を守る必要があります。
対するエナジードリンクは、ここ数年テレビCMで見かけることが多く、海外ブランドのものがきっかけで若い世代を中心に脚光を浴びています。こちらは「清涼飲料水」に分類されているため、効能の表示が認められていません。

 栄養ドリンクとエナジードリンクは、カフェインやビタミンなど含まれている成分が酷似しているものもありますが、栄養素という点では栄養ドリンクに軍配です。いずれも、大量に摂取し続けるとカフェインや糖分が体に影響をおよぼすこともあり、薬との飲み合わせともども注意が必要です。上手に活用し「ここ一番」にチカラを発揮できるよう、選んでゆくのがおすすめです。

おもてなしという言葉は、富士山や京都といった観光スポットというハード面だけでなく、世界の方を迎えるわたしたちの心というソフトの面で、新しい日本の魅力となりつつあります。

 そこで今回は「おもてなし」という言葉をひもといてみましょう。「おもてなし」は、動詞の「もてなす」の連用形名詞「もてなし」に丁寧語の「お」がついたもの。ちなみにもてなしとは、とりつくろう、取り扱う、食事や茶菓のごちそう、身のこなし、といった複数の意味を持つ言葉。これらの要素は、古くは茶道の世界の利休七則にも盛り込まれているものです。

 「おもてなし」に類似する語として、「サービス」が挙げられますが、この2つは語源から見るとまったくの別ものであることがわかります。「サービス」の語源であるラテン語「servitors」には奴隷というニュアンスが含まれ、提供者と被提供者の上下関係が内包されているのに対し、「おもてなし(hospitality)」の語源であるラテン語「hopes」は、巡礼する異邦人を歓待することを示す言葉で、提供する側と提供される側は対等であることが前提となっています。そう考えると、お遍路の地である高知県でおもてなし課が発足したことや、上下関係を排した茶道の世界でおもてなしが育まれてきたこともなるほど、と腑に落ちますよね。

 見返りも主従関係もない中で提供されるからこそ、相手の心に届くおもてなし。おもてなしは、チップの習慣がない日本だからこそ育まれてきた精神なのです。

秋も深まり、暖房を使い始めているご家庭も多いでしょう。今年は夏に続いて冬も「節電」がキーワードになりそうです。そこで暖房を効率よく使いながら快適さをキープできる、この冬おすすめの防寒対策をご紹介しましょう。
まずは「衣」。1枚多く着るその1枚に何を選ぶか? がポイントです。日本に昔から伝わる綿入り半てんやどてらなどもよいのですが、着ぶくれして動きにくいという難点も。おすすめは保温機能に優れたインナーです。フリース素材の上着も、寒さを感じたらさっと羽織れるのでおすすめ。上着1枚着ることで体感温度は約2.2度上がります。また、足の冷え対策には靴下よりもルームシューズが優れています。足首まですっぽりおおうタイプの厚手のものを選んでください。さらに近頃は、毛布を“羽織る”ことができる「着る毛布」も人気があるようです。
次に「食」の工夫です。健康を維持しながら身体を温める食材「まごたちはやさしい」、すなわち「豆、ごま、タマゴ、チーズ、わかめ、野菜、魚、シイタケ(キノコ類)」を覚えておくと便利かも。ショウガと唐辛子は血行促進作用もあり、身体をポカポカにしてくれます。さらに「つくるスタイル」も工夫してみて! 鍋以外の料理もどんどん食卓でつくりましょう。テーブルにカセットコンロを出せば揚げ物も串揚げスタイルで楽しめ、お部屋が暖かくなって一石二鳥です。IHコンロをお使いのご家庭なら、保温鍋や圧力鍋を活用するのもおすすめです。
最後は「住」です。エアコンの設定温度を20℃にするだけで、消費電力量は約420Wh削減できるそうです。また、暖房器具は特徴や機能によって、「ふく射式」(遠赤外線で暖めるこたつや暖炉)「対流式」(暖めた空気が動くことで空間を暖めるストーブやエアコン)「伝導式」(触れることで暖かさが伝わるホットカーペットや湯たんぽ)に分けられます。エアコンだけで部屋全体を暖めるのではなく、組み合わせて暖房効率を上げるよう心がけましょう。インテリアにオレンジや赤など、暖かみを感じさせる色を使うのも効果的です。
住まいの防寒対策のポイントは、暖房等で温めた熱を逃がさないこと。なんと58%もの暖かい空気が、窓やドアから逃げてゆくとか。厚手のカーテンを使用する、窓に断熱シートを張ることで解決します。その他、部屋のドアを開けっ放しにしない、就寝や外出のギリギリまで暖房器具をつけ続けない、就寝時は湯たんぽを使うなど昔から伝わっている防寒対策も活用したいものです。

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プロフィール
武居木材㈱ 武居正芳

武居木材は、大正10年の創業以来、「木を知り尽くした材木屋が建てるひとにやさしい自然住宅」という考え方に基づき、お客様の要望にあった住まいづくりを実践してきた会社です。
このブログでは、4代目社長武居正芳が日々感じること、私たちの家づくりへの思いなどを書き綴っていきたいと思います。よろしくお願いします。
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