
こんばんは
先日、松本の井上本店近くに出来た
「丸善書店」
に行ってみました
中に入った印象は
「なんか大した事なさそう」
と思っていましたが
奥の方や地下の文庫のコーナーなどさまよっていると
結構な蔵書の数です
今までは
「ホント ろくな本屋がありゃしない」
って嘆いていたんですが
「ああ、やっと松本にもまともな本屋が来てくれた!!」
とうれしくなって ウロウロ
古本屋以外では滅多にお目にかかったことない
小林 秀雄の全集や
ほぼ完璧にそろえられた
岩波や中公の文庫・新書の山・・・
やっぱり この辺読みたいなあ
なんて思いながら2時間ほどさまよってしまいました
その日は結局何も買わずでしたが
今度また行って気に入ったもの
買ってこようと思ってます
ワタシの新しい暇つぶしスポット発見です。。。
現在 西暦2012年
なぜ 今が2012年で
なぜ自分はこの暦が基準になってる世界で
暮らしてるんだろう?
なんて考えた事ありませんか?
そんな事よく思ってた頃に出会ったのがこの本
『暦をつくった人々』
著者:ディビッド・E・ダンカン
この本が出版されたのが1998年なので
例として西暦2000年とは・・・・
ということで
紀元前4年頃という実際のキリストの誕生年に従えば
現行の1994年
旧ローマ歴に従えば2753年
古代バビロニア歴に従えば2749年
最初のエジプト歴に従えば6236年
ユダヤ歴に従えば5760年
イスラム歴に従えば1422年
コプト歴に従えば1716年
仏教歴に従えば2544年
マヤのグレートサイクルの5119年目
フランス革命に従えば208年
中国の暦に従えば辰年・・・
だそうです
こんなに いっぱい・・・
ちなみに現行の西暦は回帰年で
回帰年とは連続する2つの春分点つまり
太陽の中心が天の赤道を南から北へ横断する
間の瞬間の間の時間の長さ
だそうです・・・
ややっこしいですね
ワタシはそのころまで西暦はキリストの生誕年を
基準にしているものだと思い込んでいました
(確か中学でそう習ったような気が・・・)
だからキリストの生誕年が紀元前4世紀ってどういうこと?
と思ったのを覚えています
この本で紹介されている話を読むと
このキリスト教紀元にまつわる事やら何やら
つじつま合わせのオンパレードです
どうやら 今の太陽暦のもとになるものを
エジプトの暦から持って来て改良して取り入れたのが
あの ユリウス・カエサル
1年を365日と4分の1として4年に1度366日の日を
挿入する
今と基本的には同じですね
でもこの4分の1日というのが結構誤差が大きく
130年ほどで1日多くなるというユリウス暦の欠点を
指摘したのが13世紀のカトリックの坊さんで
学者のロジャー・ベーコン
教会にとって大問題なのは
いろんな祭り事を祝っている日が
実際の日付とどんどんとずれていくこと
そこで1582年
教皇グレゴリウス13世が勅書を発し
つじつまを合わせるために10月4日からの
10日間を飛ばすという大ナタを振るったらしい
10月5日に生まれた人は誕生日がなくなっちゃった
て事です
キリスト教の宗派や国によっては
いろんな理屈で従わない国もあったりで
大混乱になったとか
そりゃそうですよね
急に
「明日は2月23日です」
って言われたようなものですから
今となっては
セシウム原子を使った原子時計で「正確な時間」
を図っている
時間・暦の歴史をこうやって読んでくると
面白いのですが
頭が混乱してきます
人間が便宜上考えざるを得なかった暦
にこんなに種類があったり
こんなにいろんな基準があったりで
結局ホントはいったい何が基準なんでしょう・・・・?
こんばんは
今日うれしい報告をしてくれた人がいます
チョッと前に話は聞いてはいたんですが
昔の元部下の K君
結婚おめでとお~~~!!
まだお相手の方にはあった事がないですが
家族みんなで幸せな家庭を築いてくれることを
心の底から祈っています
何しろ頑張り屋の彼
仕事も忙しいと思うので
安らぎを与えてやってください
お祝い用意して待ってるから
早く松本に遊びにおいでー
『ゼロの迷宮』
著者:ドゥニ・ゲジ
数字の「ゼロ」の発見を題材にした小説です
アエメールと言う女性が ウルク(メソポタミア)の女神の女
大祭司、ウルの酒場の娼婦、バビロンの占い師、バグダッ
ドの奴隷の踊り子、そして現代の考古学者と転生するよう
な感じで、記数法の歴史に絡んだ5千年の物語を演じてい
ます
インドで発見されたいう「ゼロ」という概念
それまでみんないろいろな図形を使ったり
位取りするのに縦の線をひいて規則を作って表現していた
みたいですね
そして「同じ量から同じ量を引いた量」
である「ゼロ」という画期的な発見
「ない」ということを表す
とは、ほんとはありえないんでしょが
数字という便宜上のこの発見がなければ
当然今の数学・物理学・経済もありえません
古代の人々がそれまでに存在しなかった
概念を四苦八苦して積み上げてきた歴史をたどりながら
最後に現代に戻ってきて
遺物として発見される歴史
円環する今を想像しながら楽しく読める作品です
これも概念、あれも概念
自分たちの作りだした概念の価値を高め過ぎて
結局概念に食いつぶされた不幸な人間になる前の
幸せな人間の物語
とも言えるかもしれません・・・
昨日は午後から
『プランニング セミナー 第1構』
を行いました
不肖 ワタクシめが講師としてお話させて頂いたんですよ
お手製の資料です
時間の都合もあり、内容的に はしょった部分や
早口になって聞きづらい部分もあったと思いますが
ご参加頂いた方々には
盛んなご質問を頂いたりして
やった甲斐があったなあ って感じです
皆様寒い中お運び頂きありがとうございました
皆様の家造りの何かの役に立てば幸いです
来月は引き続き
『プランニング セミナー 第2構』
も行う予定です
今日の内容はかなりイメージ的な大枠のお話が
大半でしたが、もう少し具体的な内容になります
ぜひご参加くださいね
それから
もし 「こんな内容が知りたい」
というようなご要望があればどんどんお申し出下さい
はりきって資料作っちゃいますんで
ではまた次回をお楽しみに !!