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2012/01/19 18:36

新登場

最近ウチの事務所にこんなものが設置されています
















木目調のパーテーション

中を見ると
















ベビーベッド

そうです ここにカーテンで仕切りをして
授乳室になるのです

配置などはまだ変わる可能性もありますけど


2階に仮に設置したキッヅコーナーも
もうすぐちゃんとしたものが来る予定です


こういうものって正直言ってものすごく高いです

びっくりするような価格


今回は県の助成金を使うことができたので
購入可能になりましたが、そうでなければ
ちょっと手が届かない感じですね



これで授乳やおむつ替えの心配もなく
小さいお子様連れで来社される方も安心です


全部そろうのが 楽しみです。。。




前回、「薔薇の名前」をご紹介して

中世ものでもっと色々あったよなあと思って本棚ひっくり返していたら

この本が出てきて、なんとなくしか内容覚えていないし

題名からして面白かったはず・・

と思って読み返してみてガックリ・・・

















「魔女の鉄槌」

著者:ジェーン・S・ヒッチコック



ビアトリスというダンテの「神曲」の登場人物
(ベアトリーチェ)

と同じ名を持つ主人公の父親のもとに謎の書物が

送りつけられ

そして殺されると言う始まりから

その犯人捜しを通して出てくるのがこの

「マレウス・マレフィカールム」 訳して

「魔女の鉄槌」と言う書物

1484年頃にハインリッヒ・クレイマーと

ジェイムズ・スプレンガーと言う

カトリックはドミニコ派の坊さんが書いたとされる

魔法に関する文献の中で最も権威があり

それ以降200年に渡って魔女裁判・異端審問に関する

唯一の法律とされたもの

その内容たるや今読むと、よくもまあ・・

とあきれる内容で、とにかく女性はみんな性悪で

男をたぶらかしとんでもないことをしでかす

要はみんな魔女だと言うようなことのようです

尋問・拷問の仕方から、処刑方法(火あぶり)の所作まで

具体的に書かれていたみたいですね

そこでこのビアトリスなる主人公

烈火のごとく怒りまくる

「男の女に対する恐怖」

がどれほど大きかったのかと

犯人を捜すうち、この書物を信奉し魔女裁判を

現代に蘇らそうとしている狂信者集団にたどり着く



まあ、どちらかと言えばお決まりのパターンですね

著者の主張でもあるんでしょうか

このジェンダーな感じの主張と

余計な性描写、男はこうだ女はそうじゃないってな話が

多すぎて ちょっとうんざり

いかつい書物の内容を織り込んでるにしては

幼稚なミステリーになっちゃってます


「魔女裁判」やら「異端審問」とかを扱った小説で

もっと面白いやつ持ってたはずなんでまた探してみます

それにしても中世キリスト教の歴史ってホントの

ことだったんだから

恐ろしい世界だったんですよね・・・・

まあ、現代でも違う意味で

恐ろしいと言えば恐ろしいですけど・・・

2012/01/13 19:25

今月のイベント

こんばんは

いやあ それにして朝晩寒いにが続きますねえ

昼間は晴れて気分いいんですけどね


今朝 会社に来たら戸田さんが

何やらパネルをいじくっていました


しばらくして下に降りてみるとこんなものが

















そうです今月28日のイベント

「バレンタイン・メーッセージカード作り教室」

のパネルです(→こちらをどうぞ)


前回のクリスマスリースもそうですが

ガサツなワタシにはそぐわないかもしれませんが

そこはご愛敬ということで・・・


またお子守がんばりますんで

遊びに来てください  !!

2012/01/09 17:58

微笑ましいご兄弟

こんばんは


暮れに四賀のK邸を見たいとおっしゃっていた

お客様を今日ご案内してきました

写真を撮らせ手頂くのを忘れてしまいました・・・・


まだ、具体的にご検討され始めてから

それほど時間がたたれていないようですが

それなりには参考になったのではないかと思います

やはり、図面だけではなかなかイメージ湧きませんものね


写真とイメージが違うと言われて

ちょっとドッキリ

いい意味だったのだろうか?

悪い意味だったのだろうか・・・??



1才ちょっとで元気に走り回るボクちゃんと

しっかり面倒をみているお姉ちゃんの

微笑ましい姿に

ニヤケ顔が止まりませんでした


T様本日は遠いところをありがとうございました


また事務所の方にも遊びに来てくださいね






いやあ、ここのところ寒い日が続きますねえ

今日は今年の初打ち合わせに諏訪のT様のところへ

うかがってきましたが

道路がそこかしこで凍っていて

注意していながら、一度軽く滑ってしまいました

皆さんもご注意くださいね




さて、前回の終わりで予告しました

「20世紀最大の問題作」とはこちら















帯に今世紀最大の問題作とありますが
初版が1990年ですので20世紀ですね
















『薔薇の名前』

著者:ウンベルト・エーコ



ご存じの方も多いと思います

昔、ショーン・コネリーが主役のウィリアム役で

映画化もされていました

(見てませんが・・)


中世の時代背景を題材にした本格的な物語

が好きな方にはたまらない作品ですよね

ワタシが初めてこの本を手にしたのは

多分15.6年前だと思います

それから何度か読み返していますが

そのたび新しい発見があったりして

奥行きのある作品です

著者のウンベルト・エーコは言語学者

このほかに彼の作品では

「フーコーの振り子」

「前日島」なんかも読みましたが

「薔薇の名前」が一番面白かったです

最近でも『「薔薇の名前」にかたを並べる』とか

『「薔薇の名前」に匹敵する』

なんていう書評をよく目にするほど

影響の大きかった本ですね


ワタシなんかがいろいろ言うより

帯の宣伝文句を見て頂いた方が

いいと思いますので・・

「中世、異端、「ヨハネの黙示録」、暗号、アリストテレース、博物誌、記号論、ミステリ、読書のあらゆる楽しみが、ここにはある」

全世界を熱狂させた、

文学史上の事件とも

言うべき問題の書



なんとも大層なぶち上げ方ですが

面白いのは間違いないです


14世紀の僧院が舞台

何しろ時代背景がものすごい時期です

ペストの流行でヨーロッパの人口が激減

グノーシス、カタリ派、フランチェスコ修道会

ベネディクトゥス etc

キリスト教の大きな過渡的時代

そんな教義論争も様々出てきます



結末、そしてその理由は・・・

「そ・そこかああ・・・」

醒めたワタシでも感心というか感慨にふけるというか・・


専門家の解説など見ると

ストーリーの内容もそうですが

もっと凄いのはこの本の作りの方だそうです

よくいわれるのが

「書物の書物」 「物語の物語」

「記号論を駆使したハイパー・ナントカ・カントカ」

この辺の難しい理屈はワタシにはいまいちですが

素人が読んでも他にはない”凄み”は感じます



もし読まれる方はご注意を

いまどきのサスペンスもののような

ノンストップ的なスピード感ではありません

じっくり味わいながら

中世の僧院の中での事件をあらゆる知識・知性を動員して

解き明かす醍醐味と、その時代の空気感

そして物語の構造の”凄み”をお楽しみください







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