2008/05/07 16:59

前回のレポートからゴールデンウィークを挟んでしまいました。皆さんゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。

夏のように暑い日が続いて驚きました。海まで釣りに行ったのですが、普通に日焼けしてしまいました。

それでは、2回目のレポートを書きたいと思います。

今回のレポートでは「ガレージングEXPO2008」でのメインイベントだと考えていたガレージハウスの専門家によるセミナーの様子をレポートしたいと思います。

今回の「ガレージングEXPO2008」では日ごとに異なる何名かずつのガレージハウスを得意とする建築家などの専門家の方のセミナーがありました。

その中で今回2つのセミナーを受けることができました。
一つ目のセミナーは
M'S WORKS一級建築士事務所」の松永基さんのセミナーです。
セミナーのタイトルは「建築家と造るガレージライフ」です。


上の写真のようにセミナーはやはり人気が高く、満席になってしまい、かなり後ろの方の席になってしまいました。
セミナーの形式は松永さんと、松永さんが設計された家に実際に住まわれているオーナー様、それとナビゲーターの方とゲストスピーカーの方の対談形式でした。

対談されているオーナー様のガレージハウスを参考にして、説明や対談が進められ、今回のガレージハウスは「ローコスト住宅」とのことでした。

「ローコスト住宅」というと、坪単価が安い家というイメージが浸透していますが、松永さんのローコスト住宅は、オーナーの希望が決まっているものの、予算が豊富でない場合、その予算の中で希望に合うように設計していくという考え方でした。

そのために、まず、ローコストで建てたいと希望するオーナーには「家をローコストにする覚悟はあるのか?」という質問をするそうです。それは、やはり家の価格を下げるということは、少なからず素材や機能を下げることにつながり、快適性が犠牲になるからだそうです。

事実、住まわれているオーナー様も、夏暑かったり、冬のお風呂が寒かったりするそうです。しかしながら、一番の希望であったガレージがある家という希望が叶えられているので、とても満足して生活しているそうです。

こうした背景には、ただ単に価格を下げることだけを考えているのではなく、プラス思考に向けられるような家を考えるという松永さんの設計があってこそだと感じました。

その他にもガレージハウスだけではなく、様々な家の実例を参考にしながら、様々な手法を解説されていました。

大変濃い内容であり、また、実際に建築家の設計した家に住まわれているオーナー様の感想が聞けて大変参考になりました。

もう一つ受けたセミナーは
パシフィックファニチャーサービス」の代表取締役でもある石川容平さんのセミナーでした。
石川さんは所ジョージさんの「世田谷ベース」をプロデュースされた方です。世田谷ベースは以前からとても興味があり、本も何冊か持っています。その建物をプロデュースされた石川さんから直接お話を伺えるということで大変楽しみにしていました。

かなり長い文章になってしまったので、石川さんのセミナーはまた次回に書こうと思います。