所長ブログ
2012/10/11

『平穏死』という選択

『平穏死』という選択
石飛幸三著 幻冬舎ルネッサンス

成年後見人として認知症高齢者のお世話をしていると、被後見人の終末をどのようにするかで悩まされる。後見人には医療同意権はないが、身寄りがいない人の場合は、医師と相談して判断しなければならない場面がある。
食べられなくなった場合の延命治療は「胃ろう」になるのだが、それが本当に本人の為なのか。「老衰」に対してどこまで治療行為が必要なのか。
この本は、「人は必ず死ぬ」という宿命に対して、「死」を如何に迎えるかを教えてくれる。
著者の前作に「『平穏死』のすすめ」がある。併せてお読み頂くと後見業務に大変参考になります。

【この本のキーワード】
・平穏死、自然死、安楽死
・胃ろうの問題点
・終末期医療、延命措置
・保護責任者遺棄致死罪、不作為犯
・病気と老衰の違い
・「食べないから死ぬのではない。死ぬから食べないのだ」
・2011年 日本老年医学会の高齢者の終末期における新たなガイドライン

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