2011/07/13 23:01

初の高温注意報 14日の関東や近畿、熱中症に注意
気象庁 2011/7/13 19:05 日本経済新聞

 気象庁は13日、最高気温35度以上の猛暑日になると見込まれる場合に熱中症への注意を促す「高温注意情報」を初めて発表した。14日に高温になる可能性があるとしたのは関東甲信、東海、近畿、九州北部(山口県含む)の各地方。同庁は「水分や塩分をこまめにとり、冷房を適切に使用するなど十分な対策をとってほしい」と呼びかけた。

 14日は、前橋市やさいたま市、名古屋市、福岡市などで猛暑日になる見込みとしている。

 高温注意情報は、今夏の節電で熱中症の危険性が高まることを受けて新設。発表は1日3回で、午前5時台と同11時台は、当日に猛暑日になると見込まれる都府県単位で発表。午後5時台は翌日の猛暑日が予想される地方単位で発表する。

 気温が低い北海道と電力不足懸念が少ない沖縄県は対象外。青森県と宮城県は33度を基準に発表する。同庁は「節電も大切だが、注意情報を上手に使って健康管理をしてほしい」としている。