スケーリング・ルートプレーニング

2008/02/08 8:01

歯周病の予防、治療でプラークコントロールが重要であることは前回お話しました。

プラークが上手く除去できない状態が続くと石灰化して硬くなり、歯石となってしまいます。

歯石になるともう歯ブラシでは取り除くことができません。歯医者さんで歯石を取ってもらわないと歯周病が悪化してしまいます。

さらに歯石は歯の表面のみならず、歯肉の中にもぐりこんで強固に付着します。これを縁下歯石といい、実際には黒く見えます。

この縁下歯石を除去して歯の面をつるつるにして歯と歯肉を再度くっつきやすいようにするのがルートプレーニングです。このときに使用するのが手用スケーラーで、切れ味が良くないと時間ばかりかかってしまい、歯石の取り残しも増えてしまいます。そのために日々スケーラーを切れるようにシャープニングが必要なのです。

患者さんも大変でしょうが、私たちもこの強固な歯石を取るのには一苦労です。

半年に一度は歯医者さんで定期健診を受け、歯石やプラークを徹底的に除去して歯周病の予防をしましょう。



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