技工士不足 ~その1~

2009/01/17 7:57

歯科医院で歯を削って型を取り、金属を歯に詰めたり被せたりしたことがある方はたくさんいると思います。
また、入れ歯をされている方もいるでしょう。
こういった補綴物を作る人が歯科技工士さんです。勿論歯科医師もそれらを作る資格はあるのですが、時間的、技術的にも日常的に行うことはほとんど不可能です。

歯科衛生士と同様に歯科医療にとってなくてはならない存在なのですが、近年若い技工士さんが非常に減っています。
現に私の出身校である松本歯科大学に併設されていた技工士学校は廃校となりました。これにより地元出身の技工士さんの数は大幅に減ることでしょう。

また、若い技工士さんのうち8割ほどが技工士免許を取得したにもかかわらず転職してしまうという事も問題です。労働時間が長く、低賃金という背景があります。

そう遠くない将来、臓器の一部である歯科補綴物を作る技工士さんがいなくなる、そんなことが現実味を帯びています。



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