第28回全国城下町シンポジウム福知山大会、私たち長ブロサポコミ委員会メンバーも参加して参りました。福知山大会のエクスカーション「丹波京街道コース」のレポートです。

全国城下町シンポジウム福知山大会二日目、大会式典後のエクスカーション、私たち長ブロサポコミ委員会部隊は、籾山副理事長と一緒に、「丹波京街道コース」に参加して参りました。


「丹波京街道コース」の定員は70名ということでしたが、当エクスカーションのバスに乗り込んだのはこんな人数でした。ちょっと寂しいような気もするのですが、如何せん当日は生憎の雨でございましたので、なかなか・・・。

こちらは「丹波京街道コース」に参加いたしました一同、籾山副理事長(右)・井上博文・丹波京街道コース委員長(中)・佐渡友淳事務局次長、そしてカメラを構える私の4名でございます。

こちらが目的地の大原(おおばら)神社の絵馬殿、先ずはこちらで謡いの実地体験ということで、「高砂」をうなってみようという企画。

保存会の方からレクチャーを受けまして・・・

歌詞カードを見ながら、さんはいっ!
たぁ~かぁ~さぁ~ごぉ~やぁ~~~
随分昔のTVシリーズ「大岡越前」で、片岡千恵蔵さんが時々唸って皆に迷惑がられていた、あの「高砂」でございますが、一度自分で唸ってみますと、これはこれでなかなかのものだなぁ、とか思ってしまいます。これが免疫というものなのかもしれません。

その後、保存会の方々による演舞を拝見させていただきました。小さな子どもさんも袴をはいて大活躍、伝統文化の継承に一生懸命な人がいる、ちょっと嬉しい光景でした。

その後、大原神社本殿に場所を移しまして、宮司さんの奥様から大原神社についていろいろお話を伺いました。

また、福知山市役所の方からも、大原神社の縁起でありますとか、期待されるご利益など、諸々の説明を受けました。ちなみに、大原神社は安産の神様なのだそうです。

男ばっかり4人で安産祈願というのも、なかなか粋なものでございます。

こちらは、大原の産屋、実はこちらがちょっと独特な子育て文化を持つ、このエクスカーションツアーの目玉になりますでしょうか。
お産というのは、新しい生命の誕生する目出度い瞬間というのが、御目出度い私なんかにいたしますと率直なイメージなのですが、日本各地古来より、お産に関わる穢れに関する風習の残るところは少なくないやに聞き及びます。
ここ、大原では、お産の穢れに配慮して産屋を家屋から離れた場所に作った、というのではなくて、妊婦さんがゆっくりと御産をできるように、また産後産まれたばかりの子どもと一緒に、一週間程度この産屋で二人きりでゆっくりと過ごせるように、そういう配慮から産まれた産屋であったとか。女性に対する優しさから生まれた産屋、ということなのでしょうか。
現代社会においても、男女共同参画社会ですとか、子育て支援ですとか、少子化対策ですとか、様々な施策が行われておりますが、何も今に始まったことではなかった、という事だったのかもしれませんね。JCメンバーの皆さん、奥様サービスに怠りの無いようにお願いいたします(独り者の気楽な暴言?)。

というのが「丹波京街道コース」のあらましでございまして、あとはバスに乗ってメインフォーラム会場へ戻ってきた、という具合です。
限られた時間の中でのエクスカーションですが、内容もしっかりしていて、楽しめるエクスカーションだったと思います。引率してくださった福知山青年会議所メンバーの明るい笑顔がまた、エクスカーションに彩を添えて下さいました。この場を借りて御礼を申し上げます。

以上、ご報告まで。
長ブロサポコミ委員会
長野ブロック協議会事務局
事務局次郎長 牛越 愼太郎

追伸:で、最後の写真は何なんだ?、ということになりそうですが、この日の夜の大懇親会での「YesWeCan!」伝説の始まりはここにあったのかも、というご報告です。京都会議以来の伝説の復活でございました。
うし