2008/05/26 1:17

イギリス 2日目

こんばんは。ビクトリアンクラフトの平本です。

本日もイギリスからお届けします。
現在、こちらは夕方の5時15分頃です。
買い付けも一段落し、ちょっと休憩してます。




今日は競馬場で行われたアンティークフェアに行ってきました。

一人で運転して移動するのが初めてだったので、たどり着けるのか心配でしたが、道を間違えつつも、なんとかたどり着きました。
ですが、やっとの思いでたどり着いたのに、アンティークフェアといっても、フリーマーケットとほとんどかわらず、ほとんど買うようなものがありませんでした・・・

このままでは、今日一日が無駄になってしまうので、小さなアンティークショップを回り、なんとか雑貨を買い付けつけることができました。
写真は今日の買い付けの一部です。



それでは、そろそろ買い付け担当を迎えに、マンチェスターに向かいますので、今日はこの辺で。

ビクトリアンクラフト 平本




おまけ

今日の朝食、というかこれから毎日の朝食・・・

2008/05/25 2:57

今、イギリスにいます!

こんにちは。ビクトリアンクラフトの平本です。

突然ではございますが、私は今、買い付けのためイギリスに来ています。

担当スタッフと一緒に来る予定でしたが、担当のスケジュールが合わず、明日合流することとなり、今はヒースロー空港で一人です...



これから、マンチェスター行きの飛行機に乗り換え、その後、ネルソンという町までバスで行き、そこからさらにコルンという町を目指します。
移動時間は、あと5時間ほど...まだまだかかります。

移動には疲れますが、こちらでちょっと楽しみなことがあります。
先日、マンチェスターがプレミアリーグとチャンピオンズリーグに優勝したので、町がどんなお祭り騒ぎになっているか、ちょっとドキドキしています。

どんなだったかは、また明日報告します。

今日から買い付けの間、イギリスから更新しますので、皆さんお楽しみに!


それでは、また明日。。。

ビクトリアンクラフト 平本

2008/05/09 23:50

アールデコの館~旧朝香宮邸を訪ねて~完結編

こんにちは。ビクトリアンクラフトの上條です。
今回は、これまでのまとめとして、自分の目を引いた、さまざまな部屋やモノについてご紹介していきます。

2階のベランダです。


中庭を臨み、大きな窓でたいへん明るい雰囲気をもつこの場所、床は市松模様のタイルが敷かれ、ドーム型の天井にはモダンなペンダントランプ。まさに「洋館」の言葉にふさわしい場所ですね。

ベランダの内側には、バスルームがあります。

大理石の壁、細かいタイルでモザイク模様の床。陶器類は当時の輸入品だそうです。
奥の窓はベランダに向かって開かれ、その先には中庭が。
もうとっぷりと暗くなっていて、中庭の風景が見られなかったのが残念です。
きれいに整えられた中庭の四季の移ろいを楽しみながらお風呂につかるなんて、なんて贅沢何でしょう。

バスルームの隣は、妃殿下寝室です。

真っ白な壁にシンプルなドアがやさしさを醸していますね。
鉄製のラジエターカバーは、允子(のぶこ)妃殿下が下絵を描かれたものだということです。

この照明器具がなんだか気になって・・・
今はスポットライトなどが追加されていて本来の光が味わえませんが、ほんのりとした優しい光でこの部屋を照らしていたんだろうな・・・



2階のホールです。

全体を一枚の写真にするのが難しかったので、分けて撮った写真をつないでいます。
かなり広々とした空間で、ちょっとしたパーティーならここで充分だろうな・・・って感じ。
階段のところで輝いている照明柱は、提灯とか行灯みたいでちょっと和テイストな雰囲気。周りは洋風なのに、しっとりと溶け込んでいて違和感など微塵も感じませんでした。



2階に上がる階段は、これまた大理石。真ん中の赤じゅうたんは大理石の保護用に敷かれたものだそうですが、これもまたいい感じですね。
じゅうたんが無い、真っ白な階段を想像してみました。華やかな白亜の階段を静々と歩く、ドレス姿の女性。その傍らにはエスコートの男性。当時ですからもちろん白い軍服の正装。まるで映画のワンシーン。


1階に戻って玄関脇には、応接室がありました。

入館したときには大ホールに目を奪われてまったく素通りしていたんですが、落ち着いた雰囲気でじっくりと時を過ごせそうな、趣のある空間です。


これは、3階に向かう階段の踊り場。


大きな窓が目を引きます。
厚みのある木の枠と比較的薄い鉄のサッシが立体感を生み出し、すごく大きな窓なのに重さや圧迫感が出ないように工夫されています。これが一枚ガラスの単調な窓だったら、のっぺりしていてつまらないでしょうね。


3階ウィンターガーデンのドアです。
鉄のドアはペンキ仕上げ。常に湿度が高い温室だから、木製ドアでは傷みが早い・・・という配慮でしょう。
欄間もドア同様のガラスが入り、一体感があります。換気用に開閉できるようになっています。
真鍮製のレバーハンドルがついていました。唐草模様をモチーフとした、アールデコ特有のデザインです。


長いこと、一つの建物についてのご紹介をさせていただきましたが、実はこの他にも多くの部屋があり、「ほえ~」と見とれているだけで写真を撮っていなかったり、ピンボケなどでボツになった写真、時間の都合で見られなかった場所など、色々とあるんです。
実際の建物は戦前の良い雰囲気をふんだんに受け継ぎ、一日中いても飽きない、ロマンチックなところです。
機会があれば見学されてみてはいかがでしょうか?

遅い時間だったため、あわただしい見学となってしまった今回ですが、次に訪問するときはそれこそ朝から晩までじっくりと、時間と光の移ろいを楽しみながら鑑賞したいものです。


ビクトリアンクラフト 上條
http://www.victoriancraft.com

2008/04/26 21:24

世間は狭いと感じました

初めまして

新入りの近藤、通称「愛ちゃん」です♪


今日は雨でしたね。。

何だか激しく降ったり
パラパラ降ったり
止んだりと

良く分からない天気でした

気温もだいぶ寒かったのですが、たくさんのお客様にご来店いただきました。
足を運んでいただき、ありがとうございます。


さてさて、
今日はびっくりすることがありました。


お昼前にご来店頂いたお客様(ご夫婦)にいつものように
「本日は何かお探しですか?」

「近くからいらしたのですか?」

と声をかけたら・・・


県外からのおきゃくさまでした。


他県からご来店いただくことは珍しくないのですが、
私が学生時代を過ごした「S県」からいらっしゃったということで一気に親近感が沸き、地元トークが始まりました。

あらゆるキーワードがマッチして、
そのご夫婦は私の高校・大学時代の友達のご両親であることが発覚しました!


やーすごい!!




びっくりしました!

そんなことってあるんですね♪


嬉しくなりました

何かの縁ですかね♪

そしてお二人ともお気に入りの家具がみつかり、アンティーク家具も一点ご購入いただきました!


ありがとうございます!


これからもいろんなお客様と接して、心のこもったモノをお渡しできるように心がけます♪


ビクトリアンクラフト 近藤

2008/04/18 21:52

今月2本目のコンテナ入荷予定日決定!!

こんばんは、ビクトリアンクラフトの根橋です。

待望の今月2本目のコンテナが21日(月)に入荷する予定となりましたのでお知らせいたします。

松本も、やっと桜が満開になり、日中はかなり温かくなり非常にすごしやすくなってまいりました。
ゴールデンウィークに向け、まだ出掛ける行き先を決めていない方、信州に帰省される方など、今月は今までになく同じ月に2本の大型コンテナが入ります。たくさんの商品を是非とも見にお出掛けください。スタッフ一同心よりお待ちしております。



大量入荷商品の一部紹介です。

大型のピッチパインドレッサー













今回入荷のステンドグラスのなかで私のイチオシ商品です。
アンティーク枠を生かして、そのまま立てかけて飾りたいですね。














古い商品ではありませんが、ついつい、デザインに引かれて買ってきました。










画像では分かりにくいですが背もたれのところにクロスが入っております。久しぶりのクロス付チャーチチェアの入荷です!! 人気商品なので、お早めにお問い合わせください。  













それから、来店を予定されていたお客様には大変申し訳ありませんが、入荷日の21日は荷下ろしの為、店舗をお休みとさせていただきます。23日(水)には、ちゃんとご覧いただけるよう準備しておきますので楽しみにお待ちください。



ビクトリアンクラフト 根橋
※お問い合わせ
 TEL:0263-35-3592
 e-mail:info@victoriancraft.com

2008/04/12 1:55

アールデコの館~旧朝香宮邸を訪ねて~その2

長らくのご無沙汰でした。ビクトリアンクラフトの上條です。
忙しがっていて、気がついたらずいぶんと経ってしまいましたね。楽しみにしていてくれた皆様、ごめんなさい。


早速、続きです。

大客室の奥には、大食堂があります。



半円形に作られた窓の下には、温水式の暖房器具と、海に泳ぐ魚をイメージしたカバー。
天井にはルネ・ラリック製作の照明器具「パイナップルとざくろ」が並びます。


部屋ごとにイメージ作りがされているようで、この部屋はさしづめ「南国リゾート」でしょうか?
雰囲気に圧倒されていて写真を撮り忘れてしまいましたが、背中側には黄色がかった大理石のマントルピースが据えられ、アンリ・ラパンによる噴水のある庭をモチーフとした壁画と、ブランショによる植物文様のレリーフが取り囲んでいました。

照明器具を撮るために天井を眺めていてふと思ったのですが、漆喰塗りの天井が、すごくきれいな平面と曲面で仕上げられているんです。
光の当たり具合を見てもお分かりかと思いますが、平面は本当にまっ平ら、曲面も一分のゆがみもなく、「これぞ職人技」といったところでしょうか。
なにか特別な道具も使っているのかもしれませんが、それにしてもきれいな面だなあ・・・と、変なところに感心してしまいました。



2階に上がる階段です。
この建物は2つの階段を持ち、こちらは奥の階段です。
ステンドグラスのデザインも、もちろんアールデコ。ちょっと、大正期の日本家屋にあるような丸窓の雰囲気を感じました。特に解説などがなかったので想像ですが、ここは日本人のデザインによるものだったのかな? そうだったにしても、やっぱりお洒落な感じは充分です。海外の有名デザイナーと、互角だと思いました。











階段を上った先のホールです。
角ばった、まるで星のような形のペンダントランプからは、色とりどりの光が静かに放たれていました。










ずっと、ここでぼんやりしていたいなあ…
















「北の間」です。


この部屋に入ったとき、中では落ち着いた雰囲気のカップル(夫婦かな?)が、ベンチに腰掛け、静かに談笑していました。
部屋の内装とマッチしていてすごくいい雰囲気だったので、邪魔しないようにそ~っと出て行こうとしたら、二人の方が先に出て行ってしまいました。なんだか、大切な時を壊しちゃったような気がしました。邪魔しちゃってごめんなさい。


目を引いたのはホールに面した大きな窓。さざ波のような型ガラスを通して、行き交う人の姿がぼんやりと映り、ちょっと幻想的な感じを受けました。
昔は、ドレスアップした紳士・淑女が色とりどりに映り、とてもロマンチックな光景が見られたんでしょうね。




3階の「ウィンターガーデン」です。いわゆる温室です。
他の部屋とはガラッと変わったモダンなイメージで、展示の家具はマルト・スタムによる現行品ですが、当時はマルセル・ブロイヤーの家具が置かれていたそうです。
美術館ですから時代考証はしっかりされているはずなので、当時の面影をイメージするには充分だと思います。


当時の人たちも、ドアを開けた瞬間、さぞかし驚いたでしょうね。
何しろ、白黒タイルに置かれた、発明されて間もないパイプ椅子、しかも赤。それに周りには色とりどりの南国の植物。
居ながらにして南の島へ旅行したような、そんな気分を味わったのではないでしょうか?



まだまだ続きますが、今回はここまで。
次回をお楽しみに。


ビクトリアンクラフト 上條
http://www.victoriancraft.com

2008/03/21 22:30

買い付け日記

こんばんは、ビクトリアンクラフトの根橋です。

今回のブログは私が、3月中旬に英国へ商品の買い付けに行ってきましたので、それに関連したお話しを少しさせていただきたいと思います。

いつも買い付けに訪れているのは、マンチェスターより北に車でおよそ2時間ほどの場所にある、ランカシャー地方と呼ばれている場所です。

そのランカシャー地方の各地に点在しているアンティークセンターを、1日に数件訪れ家具などを買い付けしています。

アンティークセンターというのは、複数のアンティークディーラーが集まり様々なカテゴリーのアンティークを一ヶ所で見ることができる場所のことをいいます。

今回は、マンチェスターにあるアンティークセンターのことを少しご紹介したいと思います。

建物は、古い赤レンガの4階建ての工場跡地です。

4階とはいいいましても、1つのフロアの天井の高さが、とても高いので建物を見上げると建物の大きさにいつも圧倒されています。

大きさが分かりやすいと思いましたので今回は建物の正面から撮影した写真を添付しましたのでご覧ください。




入り口すぐ左脇の窓ガラスに何故か釣り下げられた自転車があるのは確認できますでしょうか?

とてつもなく大きいというのがこれで分かっていただけたのではないでしょうか。

マンチェスターは産業革命時代には工業都市として繁栄していたためこのような工場跡地が今でも、マンチェスターには点在しています。



建物の中には、家具などの商品が置いてあるだけではなく、カフェなどのようなものも併設されており軽い食事やコーヒーなどの飲み物も飲むことが出来ます。



今回の買い付けではちょうどお昼に近い時間に立ち寄りましたので、買い付け後にその場所でフィッシュ&チップスをいただきました。



しばらく買い付け時に関連した内容で連載していこうと思っておりますので次回も楽しみにお待ちください。


               VictorianCraft 根橋 裕二

2008/03/01 2:11

コレクション

こんばんは。ビクトリアンクラフトの平本です。

今日は、個人的に集めているアンティークの灰皿を紹介しようと思います。


以前、イギリスに旅行に行ったときに見つけた陶器の灰皿で、デザインとロゴに引かれ買ってしまいました。
真ん中の立ち上がっているところは、マッチを刺すようになっています。
知っている方も多いと思いますが、ロゴの「BASS」とは、1777年創業のイギリスのビールメーカーで、もちろん日本でも販売しています。




底には「MINTON」のメーカーのマークが入っていたので、調べてみたら、1890年―1910年 に製造されたものでした。








たかが灰皿と思う人もいるかもしれませんが、今から約100年も前のものが捨てられず、壊されず、残されているのって、すばらしい事だと思いませんか?


また機会がありましたら、商品以外に個人的なコレクションを紹介していきたいと思います。


ビクトリアンクラフト 平本

http://www.victoriancraft.com






2008/02/22 17:38

誕生日

こんにちわ。ビクトリアンクラフトの野口です。

ずっと寒かった松本も、今日はだいぶ暖かくなり、少しだけ春らしい陽気になりました。

待ち遠しいですね、春。
私は、花粉症とは無関係なので(花粉症の方、すみません)けっこう春が好きなんです。

春になって暖かくなれば、寒くて我慢していた植物達を部屋に増やせるし、最近元気のなかったクワズイモも元気になるでしょうし。

さらに、春には私の誕生日がきます。

毎年、自分の誕生日には、自分へのお祝いと称してプレゼントを買っているのですが、今年は何にしようかそろそろ考え始めました。

ずっとほしかったアンティークのチェア。
可愛い、アンティークの雑貨たち。
ステンドグラスも部屋に飾りたい!!

言い出したらきりがないのですが。。
もう少し時間があるので、ゆっくり考えようかなと思っています。

いいですよね、誕生日って。


ビクトリアンクラフト 野口


こんな感じの可愛いボトルたちも候補です。

2008/02/01 21:31

彫刻 その2

こんにちは。ビクトリアンクラフトの菊地です。
本日は、ヘンリー=ムーアさんの彫刻作品について、勝手な解釈で感想文を書きたいと思います。

しばしば、「シュールレアリスム(非現実主義=理解し難い世界)の彫刻」と紹介されますが、シュールが好きな私にとってヘンリーさんの彫刻は、それほどではなく、比較的易しい、むしろ愛嬌のある作品だと思います。だからファンも多いのでしょう。

ヘンリーさん自身が中南米のグロテスクな美術に影響を受けていたり骨をイメージさせる形状を組み込んだり…という面も確かにありますが、テーマが「家族」であったり「自然」であったりするせいでしょうか、作品の印象はとても温かく優しいのです。

ヘンリーさんの作品は国内にも幾つかあると思います。
彫刻の森とかにもあると思います。
是非、皆さまも実物の彫刻を見て感動してください。


ヘンリーさんは私にとって大好きな作家さんという訳ではありませんでしたが、この機会に改めて作品を見ていたら、「やっぱり彫刻って、いいな~」と思わせてくれました。


     前回の絵では分かり辛いかと思い、イメージを伝えるために作ってみました。



ビクトリアンクラフト 菊地

2008/01/22 10:17

アールデコの館 ~旧朝香宮邸を訪ねて~

今回は、ちょっと遠出してみました。

ネットサーフをしていてふと目に飛び込んだ、「アール・デコの館」の文字。
アールデコ様式は、独特のクセがあって好きな様式のひとつなので、気になってクリックしてみたら…
東京は白金台の「東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)」が、期間限定で普段は見られない部分も開放し、さらに写真撮影もOKとのこと。
こりゃ、行くしかないでしょう!ってことで、見学してきました。

早めに行ってゆっくり楽しもうと思っていたのですが…
いろいろと用を足していたらいつの間にかお昼過ぎ。あわてて駅に向かい、スーパーあずさで出発。
昔よりはずいぶんと早くなったとは言え、3時間近くかかるのは厳しいですねえ。美術館に着いたら、もう薄暗くなっていました。
急いでチケットを買い、小走りに園内奥の宮邸へ。



夕暮れの中、街燈に照らされた建物は、余計な装飾の一切をそぎ落とした「機能美」が感じられました。
あくまで直線的、ところどころに配された曲線がアクセントとなり、軽やかだけど落ち着きもある外観です。
昭和8年の竣工とのことですが、当時はものすごくモダンな、未来を感じさせる建物として見られていたんじゃないでしょうか。



エントランスの正面には、大きなガラスレリーフドアがあります。
解説によると、フランスのルネ・ラリックがこの宮邸のために製作し、日本に持ち込まれたものだそうです。
繊細なレリーフが、内部からの光をうけて厳粛に輝いていました。
しばらく眺めていたかったのですが、時間もないので後ろ髪をひかれながら館内へ。

受付を通り、大広間。奥にはイタリア産の大理石を使ったマントルピースと鏡。周りの壁はウォルナット材をふんだんに使っています。

さっきのレリーフドアに再会しました。
エントランスでは雰囲気に圧倒されて気づかなかったのですが、前に置かれたソファと比べても分かるように、たいへん大きなガラスです。


「よくも割れずにはるばるフランスから運ばれてきたなあ…」と、妙なところで感心してしまいました。いつも、仕事でステンドグラスを扱っているので、感じるポイントが他人とは違うのでしょうか?







天井には白熱灯を使った照明が40個。シェードを使わないシンプルなもので、アールデコの目指す「機能の美しさ」を表したデザインといえます。柔らかい光に包まれ、静かに空間を楽しむ人たち。














奥へ続く廊下。
途中に配されたアーチが、廊下の奥行きを演出しています。古い映画のワンシーンに出てきそう。













大客室。
舞踏会やコンサートが開かれていたのでしょう。すごく広い、華やかな部屋です


この部屋からは、次室の噴水塔が見られます(奥のほう)。
アンリ・ラパンのデザインで、本体は白磁、上部の渦巻き状の飾りには照明が仕込まれています。塔の肩の部分から水が静かに流れ落ちるという、落ち着いたものです。
来客時にはこれに香水を入れていたそうです。なんとも贅沢なおもてなしですねえ。次室は大広間にも開口していますので、館内に香りがほんのりと立ち込め、優雅な雰囲気を醸していたのですね。のちに「香水塔」と呼ばれるもととなったエピソードです。




ドアがかっこいい。こういうのを見るとわくわくしちゃうんですよね。レイモン・シューブによる上部の鉄細工、マックス・アングランによるエッチドグラスのドアパネル。「コラボレーション」って、こういうのが正解ですね。軽すぎず、重すぎず、部屋の雰囲気を作り上げていました。








レリーフがアクセントの高い天井には、ルネ・ラリックのシャンデリア。すごく大きいのに、重さとか威圧感みたいなものは感じられません。キラキラと華やいだ光を注いでいました。













部屋の片隅には、温水式の暖房器具が置かれていました。
しばらく眺めていたら、すごく懐かしいような気がしました。家に帰ってからも「どうしてだろう?」と考えてみたら、足踏みミシンの脚の雰囲気に近いんですね。ばあちゃんの家にあった足踏みミシンとか、お店にあるミシンの記憶が重なっていたようです。
時代的にも近いし、アールデコがそれ以降のデザインに影響を与えたのがわかります。
そういえば、大正から昭和初期にかけての日本の骨董品や民具、それに広告やポスターなどのデザインにも、なんとなくそれらしさが見られますね。



まだまだ多くの部屋があり、一度にご紹介するのは大変ですので、今回はここまで。
次回をお楽しみに。


ビクトリアンクラフト 上條
http://www.victoriancraft.com


2007/12/14 20:57

彫刻

はじめまして リペア担当 新人の菊地やすひろと申します。
アンティークの仕事に携わってまだ間もないので、ブログでどんなことを書いたらよいのか
少し悩んでいました。

そんな時、部屋で美術書を見ていましたら、ヘンリー=ムーアさんの彫刻の写真を
見つけました。

”ザ・チョーコク”という感じの作家さんですが、イギリスの方でした。
「あ!これをブログで紹介しよう!」と思いました。
というのは、私はむかし美術の勉強をしたことがありまして…
アンティークから少し離れますが、イギリスつながりということと、自分らしいことを書いていこう思いました。
しかし、ビクトリアンクラフトのメンバーはもとより
お客様もとても知識の豊富な方々なので、安易な感想文になってしまっ
ては申し訳ないし…
それなりに掘り下げたお話をしなければお恥ずかしい…ということで、
ヘンリー=ムーアさんについて、私なりに勉強して次回じっくり書きたいと思います。
楽しみにしていてください。



また、他にも世界的に活躍しているイギリスの作家さんがたくさんいるので、
随時ご紹介していきたいと思います。

このブログを良い機会に自身の知識も高めていきたいなあと思っておりますので、
どうぞよろしくお願いします。
。。。


ビクトリアンクラフト 菊地

2007/11/05 17:32

家具と植物と家族と

こんにちは。ビクトリアンクラフトの野口です。
初めてのブログです。徒然と私事でも書こうかなと思っています。

ここで働き始めてもうすぐ1年です。元々、アンティークが好きだったのでここで働ける事になった時はとっても有頂天でした。なんせ、大好きなアンティークに囲まれて仕事ができるんですよ。
よく友人とかに言うんです。ここにいるだけで幸せだって。

ただアンティークが好きとは言っても、本格的に勉強をしたことが無かったので、毎日毎日学んでは新しい発見ばかりです。

で、今日は、最近した新しい発見を1つ。
私、アンティークと同じくらい観葉植物が好きで、部屋にはいくつかでっかい観葉植物達が居るのですが、最近そのうちのひとつから芽がでたんですよ!!とっても嬉しくて。あぁ、がんばって生きているんだなって思いました。
で、昨日、アンティークのスツールを見ている時に、家具も生きているんだなってふと思ったのです。
そのスツールは、座面はゆがんでいるし全体的に傾いている物なのですが、きっと何年も生きてきたからこそそういう形になったのだと思うのです。
だから、植物も家具も家族の一員だっていう考え方もあるのではないかなと。

ということで、私の家にいるクワズイモです。




ビクトリアンクラフト 野口

座面のゆがんだスツールはこちら:http://www.victoriancraft.com/chair/2007/08/14/1187073194375.html

2007/10/25 20:39

紅葉の上高地




こんにちは。ビクトリアンクラフトの金子です。
ほんとに寒くなりましたね。皆さん体調は万全ですか?

先日、実に17年ぶりに上高地に行ってき
ました。
家族3人で、わいわい話をしたり、時々休
憩しながら明神池まで往復してきました。
山頂の白・中腹の緑・ミズナラの黄・コ
ミネカエデの赤・梓川の青と、本当に色
とりどりできれいでしたよ。
さすがに気温は低かったのですが、天候
に恵まれたおかげで、本当に気持ち良く
トレッキングできました。



ところで「河童の涙」ってご存知ですか?
色とりどりなガラスのかけらが、ビニールの小袋に入っ
ているだけの物。
正体は、観光客が置いていったガラス瓶を砕いて袋詰め
したという、ちょっと考えさせられる商品です。
17年前も今回も買ってきました。
いつか販売中止になると良いのですが.....。


アンティーク家具の魅力のひとつは「捨てない」事。
最近特にそう感じます。
壊れたら直す。また壊れたら、何度でも直す。
誇張ではなく、本当に子供・孫世代まで使い続けられ
ます。
一世紀近い昔に切り倒された木を、将来まで「捨て」
ないで使えるって、素敵なことですよね。

そんなアンティーク家具の魅力をどんどん紹介できたら
って思います。


ビクトリアンクラフト 金子

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