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今回も家にあったもので

たまたま目に留まって読み返してみた本
















「逆光のメディチ」

著者:藤本 ひとみ


タイトルからするとメディチ家の話なのに

最初に登場するのがかの 「レオナルド・ダ・ヴィンチ」

死をまじかにした彼がこれまで封印してきた

フィレンツェでの月日を語る

と言う設定です


ダ・ヴィンチと言えば

「モナリザ」 (他にもいっぱいありすぎますが)

そのモデルは誰なのかなんて

今でも話題になりますね


このモデルに関する語りの部分で

画家は誰をモデルにしようと
結局自分自身を描くのだ

と言うような語りが印象に残ります

この辺も読み進んでいくと

主人公のアンジェラの言動で深く納得できます


よく謎扱いされるダ・ヴィンチの鏡文字

この話題も出てきて

ワタシが昔単純に

「こういう理由じゃない?」

と思っていたのがそのままの形で出ていて

思わずニンマリ


この辺から過去の回想になり


主人公のアンジェラ・ダ・ヴィンチ

の画家としての成長や恋愛などと

その当時のフレンツェの状況

絢爛たるルネッサンスの芸術家

そして豪華王 ロレンツォ・デ・メディチ

花のジュリアーノと呼ばれた ジュリアーノ・デ・メディチ

が登場します

アンジェラのお相手はなんとこのジュリアーノ


淡々と描かれる歴史的な進行と

様々な人間模様がうまくミックスされてて

結構読まされる感じで面白いです


最後までわからないのが

アンジェラとレオナルドの関係


「ああいう関係かな?こういう関係かな?」

と想像する楽しみを残しながら

物語は終わります


最後の方でチラッと
怪僧 サブォナローラなんかも登場して
また別のものが読みたくなったりします


話的にはかなり悲惨な終わり方ですが

淡々としているせいか

なぜかさわやかな後味が残ります


きれいな文章だと思うし

内容的に言っても女性にもお勧めです


この著者の本では

「皇帝 ナポレオン」っていうのも持ってたと思います

相当ゴツイ本だったので

また時間あるときに読みなおそうと思っています

2012/01/26 18:28

ハートがいっぱい

こんばんは

今週土曜日のイベントに合わせて

事務所にチョッとした飾り付けがされています

















































バレンタインに合わせてということで

ハートがいっぱいです


なんか いいとは思うんですけど


とっても コッパズカシイ ワタシです・・・・

今日もまた雪ですね

でもやっぱり 気温のせいか

すぐに溶けて 道路はびしょびしょ

やな感じです



さて、今回も文学もので  こちら


















『百年の孤独』

著者:ガブリエル・ガルシア・マルケス


コロンビアの作家でノーベル文学賞の受賞作


味わい深い作品ですね


「マコンド」という架空の町の創生

そして100年以上の発展・戦争・衰退


その間繰り返される

「ブエンディーア一族」の

孤独・孤独・孤独

といってもひたすらくらい話

というわけでは全然ないんですけどね

というよりは、笑いを誘う表現がめっちゃ多いです


それに何しろ登場人物が多いのと

実際かの地ではそうなのでしょうか

代々親・兄弟に同じ名前を付けて

登場してくるので、頭が混乱してきます


マコンドを立ち上げた爺さん

ホセ・アルカディオ・ブエンディーア

とその嫁 ウルスラ

その息子

アウリェリャーノとホセ・アルカディオ

そこからいろんな血筋にわかれて

もらわれてきた子にも似たような名前を付けていきます

(アウリェリャーノ・ホセ、アルカディオ・ホセ、アウリェリャーノ・セグンド、ホセ・アルカディオ・セグンドまた元に戻ったり・・・)

分けがわからなくなることもしばしば


輪廻のように繰り返される悲喜劇

そして最後に予言・風 とともに町ごと消えていく・・・



音を立てて土台を食い荒らす蟻

音を立てながら家の中を覆い尽くしてい草

など宮崎 駿 のアニメに出てくる自然描写の

源流のような表現も数々出てきます


ある時町中の人間全員が不眠症になり

記憶を失っていく病気になるエピソード

日々自分が記憶をなくしていくのを自覚しながら

みんなが必死にそこら中のものに

名前を書いてはったりして大騒ぎをしますが

最後にそれを書いた事すら

字の意味すら忘れたら・・・・


笑えるエピソードのように書かれていますが


世界の危うさを笑っていて面白いですね


何度も出てくるテーマ

やはり 時間と繰り返し


巻末の解説によると、手法としては

古めかしい体裁のものだそうです


いいじゃないですかね

古典すなわちスタンダードですよ


古典になりたくてもなれないものの方が

どれほど多いか知れないんですからね







2012/01/21 19:19

雪景色

こんばんは

何やかやと気ぜわしい日々を送っています


昨日からの雪ですっかり雪景色

かと思いきや

降ったりやんだりを繰り返し

気温も少し高めなのか

結構溶けてますね


ホントは昨日の朝

みんなで雪かきをした後

事務所前の公園の木に積もった雪がきれいだったので

写真を撮ったんですよ


で、昨日はブログ書く時間がなくて今日

UPしようと思ったら・・・

写真の容量がデカすぎて  取り込めない・・・

じゃあ、も一回撮ろうと思って外に出てみたら

雪はすっかり溶けて

なんか 美しくない・・・


というわけで今回はあきらめ

またしても、画像なしのブログになってしまいました


せっかく ようやく 信州の冬らしい景色だったのに・・


今度はぜひともきれいな写真を撮ろうと

心に誓っていますので

期待しないで お待ちください

2012/01/19 18:36

新登場

最近ウチの事務所にこんなものが設置されています
















木目調のパーテーション

中を見ると
















ベビーベッド

そうです ここにカーテンで仕切りをして
授乳室になるのです

配置などはまだ変わる可能性もありますけど


2階に仮に設置したキッヅコーナーも
もうすぐちゃんとしたものが来る予定です


こういうものって正直言ってものすごく高いです

びっくりするような価格


今回は県の助成金を使うことができたので
購入可能になりましたが、そうでなければ
ちょっと手が届かない感じですね



これで授乳やおむつ替えの心配もなく
小さいお子様連れで来社される方も安心です


全部そろうのが 楽しみです。。。




前回、「薔薇の名前」をご紹介して

中世ものでもっと色々あったよなあと思って本棚ひっくり返していたら

この本が出てきて、なんとなくしか内容覚えていないし

題名からして面白かったはず・・

と思って読み返してみてガックリ・・・

















「魔女の鉄槌」

著者:ジェーン・S・ヒッチコック



ビアトリスというダンテの「神曲」の登場人物
(ベアトリーチェ)

と同じ名を持つ主人公の父親のもとに謎の書物が

送りつけられ

そして殺されると言う始まりから

その犯人捜しを通して出てくるのがこの

「マレウス・マレフィカールム」 訳して

「魔女の鉄槌」と言う書物

1484年頃にハインリッヒ・クレイマーと

ジェイムズ・スプレンガーと言う

カトリックはドミニコ派の坊さんが書いたとされる

魔法に関する文献の中で最も権威があり

それ以降200年に渡って魔女裁判・異端審問に関する

唯一の法律とされたもの

その内容たるや今読むと、よくもまあ・・

とあきれる内容で、とにかく女性はみんな性悪で

男をたぶらかしとんでもないことをしでかす

要はみんな魔女だと言うようなことのようです

尋問・拷問の仕方から、処刑方法(火あぶり)の所作まで

具体的に書かれていたみたいですね

そこでこのビアトリスなる主人公

烈火のごとく怒りまくる

「男の女に対する恐怖」

がどれほど大きかったのかと

犯人を捜すうち、この書物を信奉し魔女裁判を

現代に蘇らそうとしている狂信者集団にたどり着く



まあ、どちらかと言えばお決まりのパターンですね

著者の主張でもあるんでしょうか

このジェンダーな感じの主張と

余計な性描写、男はこうだ女はそうじゃないってな話が

多すぎて ちょっとうんざり

いかつい書物の内容を織り込んでるにしては

幼稚なミステリーになっちゃってます


「魔女裁判」やら「異端審問」とかを扱った小説で

もっと面白いやつ持ってたはずなんでまた探してみます

それにしても中世キリスト教の歴史ってホントの

ことだったんだから

恐ろしい世界だったんですよね・・・・

まあ、現代でも違う意味で

恐ろしいと言えば恐ろしいですけど・・・

2012/01/13 19:25

今月のイベント

こんばんは

いやあ それにして朝晩寒いにが続きますねえ

昼間は晴れて気分いいんですけどね


今朝 会社に来たら戸田さんが

何やらパネルをいじくっていました


しばらくして下に降りてみるとこんなものが

















そうです今月28日のイベント

「バレンタイン・メーッセージカード作り教室」

のパネルです(→こちらをどうぞ)


前回のクリスマスリースもそうですが

ガサツなワタシにはそぐわないかもしれませんが

そこはご愛敬ということで・・・


またお子守がんばりますんで

遊びに来てください  !!

2012/01/09 17:58

微笑ましいご兄弟

こんばんは


暮れに四賀のK邸を見たいとおっしゃっていた

お客様を今日ご案内してきました

写真を撮らせ手頂くのを忘れてしまいました・・・・


まだ、具体的にご検討され始めてから

それほど時間がたたれていないようですが

それなりには参考になったのではないかと思います

やはり、図面だけではなかなかイメージ湧きませんものね


写真とイメージが違うと言われて

ちょっとドッキリ

いい意味だったのだろうか?

悪い意味だったのだろうか・・・??



1才ちょっとで元気に走り回るボクちゃんと

しっかり面倒をみているお姉ちゃんの

微笑ましい姿に

ニヤケ顔が止まりませんでした


T様本日は遠いところをありがとうございました


また事務所の方にも遊びに来てくださいね






いやあ、ここのところ寒い日が続きますねえ

今日は今年の初打ち合わせに諏訪のT様のところへ

うかがってきましたが

道路がそこかしこで凍っていて

注意していながら、一度軽く滑ってしまいました

皆さんもご注意くださいね




さて、前回の終わりで予告しました

「20世紀最大の問題作」とはこちら















帯に今世紀最大の問題作とありますが
初版が1990年ですので20世紀ですね
















『薔薇の名前』

著者:ウンベルト・エーコ



ご存じの方も多いと思います

昔、ショーン・コネリーが主役のウィリアム役で

映画化もされていました

(見てませんが・・)


中世の時代背景を題材にした本格的な物語

が好きな方にはたまらない作品ですよね

ワタシが初めてこの本を手にしたのは

多分15.6年前だと思います

それから何度か読み返していますが

そのたび新しい発見があったりして

奥行きのある作品です

著者のウンベルト・エーコは言語学者

このほかに彼の作品では

「フーコーの振り子」

「前日島」なんかも読みましたが

「薔薇の名前」が一番面白かったです

最近でも『「薔薇の名前」にかたを並べる』とか

『「薔薇の名前」に匹敵する』

なんていう書評をよく目にするほど

影響の大きかった本ですね


ワタシなんかがいろいろ言うより

帯の宣伝文句を見て頂いた方が

いいと思いますので・・

「中世、異端、「ヨハネの黙示録」、暗号、アリストテレース、博物誌、記号論、ミステリ、読書のあらゆる楽しみが、ここにはある」

全世界を熱狂させた、

文学史上の事件とも

言うべき問題の書



なんとも大層なぶち上げ方ですが

面白いのは間違いないです


14世紀の僧院が舞台

何しろ時代背景がものすごい時期です

ペストの流行でヨーロッパの人口が激減

グノーシス、カタリ派、フランチェスコ修道会

ベネディクトゥス etc

キリスト教の大きな過渡的時代

そんな教義論争も様々出てきます



結末、そしてその理由は・・・

「そ・そこかああ・・・」

醒めたワタシでも感心というか感慨にふけるというか・・


専門家の解説など見ると

ストーリーの内容もそうですが

もっと凄いのはこの本の作りの方だそうです

よくいわれるのが

「書物の書物」 「物語の物語」

「記号論を駆使したハイパー・ナントカ・カントカ」

この辺の難しい理屈はワタシにはいまいちですが

素人が読んでも他にはない”凄み”は感じます



もし読まれる方はご注意を

いまどきのサスペンスもののような

ノンストップ的なスピード感ではありません

じっくり味わいながら

中世の僧院の中での事件をあらゆる知識・知性を動員して

解き明かす醍醐味と、その時代の空気感

そして物語の構造の”凄み”をお楽しみください







2012/01/04 18:17

今年は辰年

明けまして

おめでとうございます!!

















(元旦でないと、この写真は間が抜けてますね)

ワタシ共は今日が今年の初仕事

気合い入ってます!!


でも・・・


まわり静かなんです・・・


業者さん、メーカーさん

そして、お客様もほとんどまだお正月休みのようです


ワタシ自身はなぜか昨日あたりから

お仕事モードでそわそわしていました


今年は特に遠出もせず

ゆっくりしすぎたせいでしょうか?


皆様はどんなお正月を過ごされましか?



今年は辰年

いいですよね

龍ですよ 龍


(未年のワタシにかすりもしませんが)


TVなど見ていても

景気のいい話なんかあるわけもありませんが


大丈夫です

の・ぼ・り・龍  のように

心意気だけは景気よく


今年も宜しくお願いいたします!!