有賀泰治の公式ブログです。日々の行動や情報、会社での出来事などを更新しております。

2014/03/03
今月のテーマは 《 考え方・視点 》
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2014年3月1日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有賀 泰治

1、一念

 脊髄動物が陸上に進出したのは4億年前。その理由は今も研究の途上だが、呼吸で酸素を得るには、水中よりも大気中が、はるかに有利なことは確かだ。
水が含む酸素の最大量は、同じ体積の空気と比べて30分の1しかない。しかも水は大気に比べて重く、魚がえらに新鮮な水を送り込むには、大変な労力を要する。(岩堀修明著・「解体・内臓の進化」
だが半面、魚のえらは限られた酸素を最大限に送り込む機能を発達させた。その機能は陸上動物の肺を上回るという。一方、陸に上がった脊髄動物は、乾燥や重力という新たな “難敵” と戦うことで、進化していった。
 かつて、東北のサクラマスについて興味深い話を聞いた。生まれ故郷の川に残留したマスは小型のままだが、川を出て海に入り、回遊したマスは、はるかに大きな個体になるという。
 同じ場所に安住するより、厳しい環境に立ち向かったものが強くなる。
20世紀を代表する歴史家トインビー博士の指摘した “挑戦に対する応戦” は文明の進歩ばかりでなく、自然界全般に当てはまる原理のように思える。
 人間も同じだろう。
困難を、絶望の壁とみるか、成長への糧と見えるか。一念の変革で、未来は大きく変わる。

2、人生は10段変速のようなもの。自分が持っているものの大半は使っていない。
・・・・・漫画家/チャールズ・シュルツ

 人間は元来、働き者で「何かをしたくて仕方がない」生き物です。
ですが、現実は明確な目標が無かったり、自分の置かれた環境に満足できず、本来の能力を十分に発揮することができずに不完全燃焼に終っている場合が多いものです。
人は明確な目標を設定し、自らやる気が起こる環境を作り上げていけば、本来持っている力を出しきり、もっといい仕事ができるはずなのです。
自分自身のやる気を効果的に「マネジメント」することが、潜在能力を上手に引き出し、仕事の質を高め、生産性をあげる事に繋がるのです。

本来持っている伸びしろを引き出せていますか。?

3、最も困難なことは、自分自身を知ることであり、最も容易なことは、他人に忠告することである。
・・・・・哲学/タレス

他人の病状のことは、把握し、対処できるのに、自分の健康のこととなると、どうししても不養生になってしまう医者が意外と多いものです。
他人のことは冷静に判断できますが、プロであるがゆえに自分は大丈夫だと過信してしまい、頭では正しいとわかっていながら、実行が伴わないからです。
自分のことは後回しにしてしまうのではなく、まず、自分自身を客観的に見つめ、改善できる点を直していければ、他人に対する説得力も違ってくるものです。

4、人とは違う道を行き、旧来の考え方を無視すること。もしすべての人が同じ方向に進んでいるなら、全く逆の方向へ行き、自分独自の市場を見つけるチャンスだ。
・・・・・ウォルマート創業者/サム・ウォルトン

  オンリーワンの人物になるには、人と同じことをやらず、「自分を信じ」本当に実現したいと考えていることを、最後まで貫きとおすことです。
今まで他の人がやったことがないことは、その他大勢の考えとの「違い」があるからこそ「価値」があり、「差別化優位性」があると言えるからです。
人とは違う事を考えて実行することが、独自に繋がり、「他人から選ばれる理由」となるのです。

5、不遇というものは、ナイフのようなものだ。刃を掴めば手を切ってしまうが、把手を握ればこれほど生きるのに役立つものはない。
・・・・・作家/ハーマン・メルヴィル

すでに起こってしまった出来事を、幸せととるか、不幸ととるかで、後の人性は変わってくるものです。
「物事の両面を見る」ことができれば、どんな状況でも「考え方次第」で、弱みや逆境を「強みに転換する」ことが可能だからです。
単に「困難を耐えるべきこと」だと捉えるのではなく、起こってしまった意味を前向きに受け入れ、解決できる手段を考え抜いていけば、他人には見えない「チャンス」と出会えるのです。

物事を両面から見て、チャンスに変えていますか?

6、何かをやれるという最良の証拠は、他人がすでにそれをやり遂げたという事実である。
・・・・・哲学者/バートランド・ラッセル

自分が手に入れたい結果があるならば、目標とする人がゴールに辿り着くまでのプロセスを研究し、その人物と同じことを実践することです。
目の前で起こったすべての結果には理由があり、特定の原因が必ず存在しているからです。
成功への近道は結果を得ていなかったけれども、現在は手にしている人を見つけ、模範となる「考え方」を身につけることなのです。

目指す分野で成功している人をモデリングすることです。

7、余分なものを取り除いていくことにより、彫刻は完成していく。
・・・・・ミケランジェロ・ブオナローティ

自分の将来にとって、あまり重要でないと思った分野のスキルは、思い切って捨てることです。
身につける必要がないと判断した分野を捨てるほど、本来の武器となる「専門領域」を強化することに、時間と労力を注ぎ込めるからです。
「専門領域」を明確にし、「自分の売り」にしたい分野に資源をフォーカスすることで、戦略の最適化を図ることができるのです。

自分の売りとなる、コア領域を明確にすることです。

8、ある人物を評価するに際して、最も簡単で確実な方法は、その人物がどのような人と、付き合っているかをみることです。
・・・・・政治思想家/ニッコロ・マキャヴェッリ

巡ってくるチャンスを多くするには、明るく前向きな人たちと付き合い、成功者の集まる環境に身をおくことです。
幸運は、「世のため人のために」、一生懸命に頑張っているその人の振る舞いを見て、周りの人が運んできてくれるからです。
「プラス思考」で運のいい人との付き合いは、自分を高め、「人間的なつながり」の中から新しいことが始まったり、良い結果をもたらしてくれるのです。

あなたはどういう人と付き合う機会を増やしたいですか ?

9、発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目を持つことなのだ。
・・・・・作家・エッセイスト/マルセル・ブルースト

子供の頃は発想が豊かだった人でも、世間の荒波にもまれる間にエッジが丸くなってしまい、アイデアを発見する前に現実の可能性や前例を考えてしまい勝ちです。
常識という壁を超える「イノベーション」を生み出す、自由な発想の原点は、「視点を変える」ことです。
置かれた状況が全く同じであっても、それをどういう視点で捉えるかによって、今までとは異なる世界が広がって来るからです。

いつもの風景を、普段と違う視点で着眼し眺めていますか。

10、私たちは、他人と同じようになろうとして、自分の4分の3を失ってしまう。
・・・・・哲学者/アルトゥル・ショーペンハウアー

自分の才能を開花させるには、他人と同じ種ばかりを集めるのはやめて、できる限り「自分らしさ」を打ち出す方法を考えることです。
自分が持っているものを最大限に活かし、独自の「ポジション」を確立しながら、人の役に立てることをやっていけば、オンリーワンの花を咲かせることが可能だからです。
自分らしさを磨き、突き詰めていけば、そのスタイルに共感してくれる人や顧客が自然と集まってくるのです。

自分の得意技を磨き、高めることに力を注いでいますか?

11、他人の喜びの中に、自分の喜びを見出すことができること。そこに幸福の秘密がある。
・・・・・作家/ジョルジュ・ベルナノス

人生の大事な場面で想像以上の力を発揮するには、自分以外の「他人を喜ばせている様子をイメージする」ことです。
自分だけの幸せをイメージしているときより、「周りの人が喜んでいる状態」を描き始めた瞬間の方が、潜在的な能力を最大化できるようになるからです。
「人のために何ができるか」を意識し、行動することが、人生の目的を探す一つの「キーワード」となるのです。

他人の幸せや社会の幸福を考える時間を持つことです。

12、成功は、シンプルから生まれる。
・・・・・Google創業者/セルゲイ・ブリン

説明が短くて済むサービスや、その名前からして、何をするものかすぐにわかる商品は、マーケットに広がりやすいものです。
詳細を説明しなくてもイメージできるサービスや、宣伝用のツールをあまり必要としない「シンプル」な商品は、「口コミ」でも多くの人につたえてもらいやすいからです。
シンプルにするということは、一番大切な「目的」を失うことなく明確なルールを作り、何を「やらないか」決めることなのです。

要らないものを捨て、本質が際立つようにすることです。

13、誰もやりたがらない仕事には、しばしば大きなチャンスが隠れている。
・・・・・ミュージシャン/ジュアクソン・ブラウン

誰でも若い頃には、「何のために働くのか?」、という仕事をするための根本的な「意味」に疑問を抱き、「お金を稼ぐこと以外の動機」を探すものです。
多くの人は、せっかく自分の意思で仕事を選択するのならば、顧客や社会の役に立ち、人々に感謝される仕事をすることで、収入を得たいと思うからです。
本来、起業家の仕事は、世の中の問題解決にコミットし、誰かが困っていることや、人が未だに解決していない課題を解決することが中心なのです。

誰かの悩みや課題を解決する仕事をしていますか?

14、大切なことは質問をやめないことだ。好奇心こそ我々の存在を示すものなのだ。
・・・・・理論物理学者/アルバート・アインシュタイン

新たな商品やサービスを開発しようとするときは、「なぜ」「どうして」という質問を自分自身に行い、創造力高めることが大切です。
自分への質問を繰り返し、常に考える習慣を養うことで、ヒット商品の仕組が理解できるようになってくるからです。
チャンスを逃がさないためには、関心のある「モノ」に出会ったら、効果的な「質問」を投げかける「クセ」をつけることです。

どんなビジネスモデルで商売をしているか、どのような売り方をしているのかなど、日々「疑問」を持つことで、やるべきことが自然と見えるようになるのです。

15、この世で一番大事なことは、自分が「どこ」にいるか、ということではなく、「どの方向」に向かっているか、ということである。
・・・・・作家・医学者/オリバー・ウェンデル・ホームズ

自分が現在どんな状況に置かれていたとしても、目指す方向にしっかりと舵を向けることが大切です。
進みたい方向に正確に舵を切ることができれば、たとえゆっくりでも、船は進行方向を変えて、到達したい地点に動いていくからです。
だから、小さな船でも、それを動かすことで水流を変化させていけば、やがては、大きな船を動かすことができるのです。

どこに向かって意識を集中し、エネルギーを傾けていますか?

16、別の角度から眺めると、世界は鮮明に見えてくる。
・・・・・作家・思想化/ヘンリー・ディヴッド・ソロー

新たなイノベーションを起こすには、社会一般とは違う視点を持ち、異なる切り口から考えてみると、従来にはない、ポジションを獲得することができるからです。
同じものでも、違う視点、違う切り口、違う角度からみると、色々なことが浮かび上がってくるからです。

ときには日常的なことから離れ、旅をしてみたり、普段していない遊びを体験してみると、意外なアイデアに出会えることがあるのです。

17、今は“ないもの”について考えるときではない。 “今あるもの”で、何ができるか考えるときである。
・・・・・作家・詩人/アーネスト・ヘミングウェイ

過去に一度、目を通した書籍や資料を再読してみると、忘れていた内容を思い出し、それを何度でも咀嚼することでなく、今まで蓄積してきた知識のストックを、きちんと利用することが大切なのです。
今、持っているものを充分に活かしきることができれば、マイナスと思えるものですら、有効な活用物になるのです。

今あるものに感謝し、活性化することを考えてみませんか?


18、プラス発想を徹底
・・・・・船井幸雄

うれしいときやワクワクしているときは、物事を自然と前向きにとらえられるものです。大切なのは、つらいときやイヤなときにもプラス発想できるか。
マイナスの気持ちを無理して前向きにするのは難しいものです。
それよりは、よいことも悪いこともすべてを含めて、ありのままを包み込めばうまくいきます。
プラス発想を徹底して、プラスの人生を送りましょう。

19、一言

苦境を打開する

弱点を克服しようと思わずに、
武器にすることを考えていくと、
道は開ける
…………………中村 元(水族館プロデューサー)

自己責任

一度出した決定は絶対に変えない。
自分が導き出したものに対してはすべての責任を負う
…………………島田久仁彦(国際ニゴシエーター)

悲しみがもたらしてくれるもの

失敗したり悲しい思いをした時こそ、
もっと不幸な人の悲しみを分かつことができる
豊かな感性が自然と育まれる
…………………日野原重明(聖路加国際病院理事長)

成長する人

ありとあらゆる言葉が
自分の成長の糧となる
…………………上島康男(ユ・コーヒーウエシマグループ代表)

成功するための絶対必要条件

あなたは、自分以外の誰かを喜ばせたくて
ワクワクしていますか
…………………西田文郎(能力開発研究所代表)

美しい言葉

美しい心は
美しい言葉から生まれる
…………………土屋秀宇(日本幼児教育振興会副理事長)一点集中の力

自己修養法

感謝、感激、感動することが
一番の修養法
…………………川島廣守(本田財団理事長)

負けない心の持ち方

勝とうと決心すれば、
最悪でも負けない状態にはなり、
負けたくないなと思ったら負ける
…………………マキャベリ(政治思想家)

しんじそうせい

心事想成(しんじそうせい)
※心に想うことは実現する
^^^^^^^^^^^谷川浩司(日本将棋連盟会長)

受け止め方

どんないい教えを受けても、
どんなにいい話を聞いても、
その受け止め方、事業にどう生かしていくか、
その差は天と地ほどの開きがある
^^^^^^^^^^^鍵山秀三郎(イエローハット創業者)

本番

今が本番、きょうが本番
^^^^^^^^^^^東井義雄(教育者)

志高ければ

志高ければ気おのずから盛ん
^^^^^^^^^^^吉田松陰

内面を強くする

人生の苦しい時期は、
有益な経験を得て内面を強くする最高の機会
^^^^^^^^^^^ダライ・ラマ

幸せの種

一見不幸と思える出来事も、
それを掘り下げると
幸せの種を見つけることができる
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^鈴木秀子(文学博士)

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プロフィール

有賀泰治

車検の『アップル車検』
自動車販売の『カーベル』
キズ、へこみの『キズナース』
中古タイヤ、カー用品の『ガレージ・オプション』
事故・故障対応の『レッカーサービス』
自動車をはじめとしたすべての損害保険・生命保険の『保険部門』

上質なカーメンテナンスを自社で全て提供する自動車会社
㈱アルガオートサービスは自動車関連の事業を営んでいます。

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