所長ブログ
2012/11/16

24年11月13日「下伊那郡民生児童委員研修総会」

平成24年11月13日、下伊那郡民生児童委員研修総会が阿智村中央公民館で開催され、研修会講師として「相続・遺言について」と題して200名の民生児童委員の皆さんに1時間半程お話をさせて頂いた。
高齢化が進んでいる地域でもあり、講演の最初に「平均寿命と健康寿命」の話や人生の終末の迎え方としての「平穏死」についても少しお話をした。
皆さんそれぞれに地域の困り事や悩み事の相談を受けて日々ご苦労されている様子で、熱心に聴いて頂きつい時間を延長しての話となってしまった。
配布された資料の中に「民生委員児童委員信条」が記載されていた。地域の縁の下の力持ちとして活躍されている皆さんの心情を感じる言葉であった。

「民生委員児童委員信条」
一、 わたくしたちは、隣人愛をもって、社会福祉の増進に努めます。
一、 わたくしたちは、常に地域社会の実情を把握することに努めます。
一、 わたくしたちは、誠意をもって、あらゆる生活上の相談に応じ、
   自立の援助に努めます。
一、 わたくしたちは、すべての人々と協力し、明朗で健全な地域社会づくりに努めます。
一、 わたくしたちは、常に公正を旨とし、人格と識見の向上に努めます。

当日配布したレジュメを資料として掲載します。

2012/11/16

「いのちの根」-相田みつを-

なみだをこらえて
かなしみにたえるとき
ぐちをいわずに
くるしみにたえるとき
いいわけをしないで
だまって批判にたえるとき
いかりをおさえて
じっと屈辱にたえるとき
あなたの眼のいろが
ふかくなり
いのちの根が
ふかくなる


『刑務所の中の中学校』36、37頁より
旭町中学校桐分校教諭 角谷敏夫(すみやとしお)著
角谷先生は33年間桐分校の担任を勤め、毎時間のはじめ生徒に順番にこの詩を朗読してもらいました。

・ 松本市立旭町中学校「桐分校」は全国で唯一の刑務所の中にある中学校。
・ 昭和30年に開校し、以来平成21年度の第55回生までで卒業生は691人を数える。
・ 桐分校では、毎年10月に法務省矯正局を通して全国の刑務所62施設、少年刑務所7施設といくつかの支所、拘置所7施設で生徒を募集し、4月から1年間授業が実施される。
・ これまでの学生の年齢は17歳から67歳まで。当初は「少年刑務所」だけが対象であったが入学者が減少したため平成9年からは年齢の規定は設けていない。
・ 入学者数は、昭和30年代は平均24,4人、昭和60年から平成6年の10年では11,5人とだんだん減少し、平成17年から21年までの平均は8,6人である。

(応募資格)
① 義務教育未修了であること
② 行刑成績が良好で、真摯に学習意欲があること
③ 心身ともに健全であり、体育実技に耐えうる程度の体力があること
④ 翌年の3月末まで出所見込みのないこと
⑤ 無期刑受刑者については、その刑期が10年を経過していること

(桐分校の教育目標)
① 落ち着いてしっかり勉強しよう(学習生活の確立)
② すすんで考え、すすんで行動しよう(自主性の確立)
③ 協力して楽しい桐分校にしよう(社会性の確立)
④ 健康な身体を作ろう(健康生活の確立)
⑤ 勤労精神を涵養し、働く喜びを体得しよう(勤労精神の涵養)
→涵養(かんよう)自然に水がしみこむように徐々に養い育てること

2012/10/30

「『平穏死』10の条件」

「『平穏死』10の条件」 
著者 長尾和宏

・著者は、現在約100人のスタッフと共に、1日約200人の外来患者と約300人の在宅患者に対して年中無休で対応している医師である。
・町医者として17年間在宅医療に取り組み今までに在宅で看取った患者さんは約500人に達しているとのこと。
・そんな著者が、平穏に在宅で亡くなるための10の条件を解説している。
・石飛幸三医師の「平穏死のすすめ」と併せて読まれると、人の死の迎え方が見えてくる。
・以下、本書について感じた部分を書き抜きました。

【平穏死10の条件】
①平穏死できない現実を知ろう
・8割の人が、平穏死を望んでいるが、8割の人が平穏死できないのが現実
・どこまで延命治療をするのか
・平穏死を妨げているのは「終末期医療の現実への無関心」である。
②看取りの実績がある在宅医を探そう
・できるだけ、元気なうちから平穏死の実績のあるかかりつけ医を探しておく
③勇気を出して葬儀屋さんと話してみよう
④平穏死させてくれる施設を選ぼう
・施設を終の棲家と決めた場合、病院に搬入せずに平穏死を迎えさせてくれる施設を選ぶ
⑤年金が多い人こそ、リビング・ウィルを表明しよう
・延命治療に関する自分の意志「リビング・ウィル(L・W)」を元気なうちに書面で残しておく。
・具体的には日本尊厳死協会に入会し、L・Wを表明するのが最も確実。
⑥転倒→骨折→寝たきりを予防しよう
・これを2回繰り返すと、ある程度の年齢の認知症の方なら必ずと言っていいほど認知症状が出て来る。
⑦救急車を呼ぶ意味を考えよう
・「救急車を呼ぶ」ということは、蘇生、それに続く延命治療への意思表示。
・在宅看取りと決めたら救急車を呼ばずに在宅主治医に電話して待つ。
・末期がんや難病の終末期や老衰になったら、大きな病院に主治医がいても、往診してくれる「かかりつけ医」を別に持つ。
⑧脱水は友。胸水・腹水は安易に抜いてはいけない
・すでにがんや老衰で不治かつ末期の状態になり、これから平穏死に向おうという場合、脱水は決して悪くない。脱水状態では体全体が省エネモードになります。
⑨24時間ルールを誤解するな。自宅で死んでも警察沙汰にはならない
・医師法20条には「24時間以内に診察していれば医師は死亡に立ち会わなくても死亡診断書を発行できる」となっているが、これが「24時間以内に診察していなければ、死亡診断書を発行できない。つまり警察に届けなければいけない」と誤解している医療者が多い。
⑩緩和医療の恩恵にあずかろう
・在宅ホスピス医の条件は、病気だけでなく、人間、そして生活を診ることです。患者さんの「痛み」としっかり向き合うことが必要です。

【胃ろうの問題について】
「日本で胃ろうを造設している人の8割は、脳梗塞などの脳血管疾患と認知症終末期の患者さんです。2割がALSなどの神経難病の患者さんだといわれています。・・・認知症終末期や老衰の胃ろうは『延命治療』ですが、神経難病では『福祉用具』です。」
「なぜ医師は高齢者にも胃ろうを造りたがるのか。その本心は、
①胃ろうを造らないと患者さんが餓死する。延命こそが医師の使命だ。
②胃ろうを造らないと、家族や遠くの親戚から訴えられるかもしれない。
③病院から患者さんを追い出すためには胃ろうが必要。」
◎病院では、どうして延命治療がよく行われるのか?
「病院は、死は敗北と考えており、訴訟回避などの要因が考えられる。」
「自力で歩けず車椅子で来院された患者さんに抗がん剤を打ち、衰弱してくると入院させ、高カロリー輸液につなぎます。お腹や胸に水が溜まるとそれを抜き、抜いた分をまた輸液をします。水膨れになって苦しむので、最後は麻酔で眠らせて、病院のベットで臨終となります。それが日本の多くの終末期医療の現状です」
「医療者は生活の質(QOL)にあまり目を向けようとしません。末期がんで余命一ヶ月の患者さんに対して、QOLを犠牲にして抗がん剤治療を続ける現実にいつも疑問を感じます。本当のQOLとは、「命の品格」なのです。」
「在宅医療の目標は「QOL×寿命」が最大になるように工夫することです」
「現在の法的環境では、延命治療は必然です。救急車で病院に運ばれてしまうと、蘇生処置から延命治療に至った場合、家族が希望しても簡単に中止できないのは法的担保がされていないためです。」


2012/10/30

「親の身勝手で子供が」

読売新聞に「きしむ親子」が連載されている。離婚にまつわる様々な問題点が子供を中心に書かれているが、「親権争い」「面会交流で会いたい親と会わせたくない親」「再婚後の義父の虐待」「母子家庭の経済事情」等の問題がある中で子供の心が如何に苦しめられているのか、その痛さが伝わってくる。親の離婚で一番傷付いているのは子供達なのだ。

10月28日の記事には下記の数字が示されていた。
「母子世帯の2010年の平均収入は291万円で、子供のいる世帯平均(658万円)の半分以下。」
「大学進学率は、初婚の2人親家庭では約60%だったのに、離婚した一人親家庭では約15%にとどまった。」
「母子家庭のうち養育費が支払われているのは2割にとどまる。」
「東北大学の下夷美幸准教授によるとスウェーデンやドイツなどでは、養育費の不払いが生じた場合、国が立て替え、その分を相手から徴収する仕組みがある。米国でも、行政が不払いの親の居所を捜し出し、給与から天引きするなど強制的に養育費を徴収しているという。」

2012/10/13

「辻井伸行コンサートに感動」

10月12日松本市のキッセイ文化ホールで辻井伸行日本ツアーが行われました。

このツアーは来年2月までに全国28会場で開催される予定で松本は2番目の開催ということでした。

盲目の天才ピアニスト辻井さんの繊細で若さ溢れる演奏を十分堪能することができて本当に満足しました。特にショパンの「英雄ポロネーズ」はこれから頂点に昇り行く辻井さん自身を表現するかのように威風堂々としていて力強く、観衆を圧倒する勢いでした。

万雷の拍手に応えて、アンコールでは「神様のカルテ」のテーマ曲等4曲を弾いてくれました。3.11の被災者を思い作曲した「それでも、生きていく」の演奏では、聴衆からすすり泣く声も聞かれるほど胸に迫る感動を覚えました。辻井さん、素晴らしい演奏を有難う御座いました。日本ツアー頑張ってください。

【演奏曲目】
ドビッシー作曲
「2つのアラベスク」「ベルガマスク組曲」「版画」「喜びの島」
ショパン作曲
「華麗なる大円舞曲」「スケルツオ第2番変ロ短調 作品31」
「幻想ポロネーズ」「英雄ポロネーズ」
他アンコール4曲

プロフィール
長野県松本市にある司法書士 古川綜合事務所の所長ブログです。
カレンダー
2019 12月
 1  2  3  4  5  6  7 
 8  9  10  11  12  13  14 
 15  16  17  18  19  20  21 
 22  23  24  25  26  27  28 
 29  30  31     
11月  |  Today  |  1月
検索
 

司法書士古川綜合事務所

〒390-0863
長野県松本市白板1丁目9番43号

TEL.0263-35-9188

営業時間
9:00~12:00
13:00~18:00

お問い合わせはこちら