今日は、木曜日です。
「つれづれに」のコーナーです。

*2010.02.28「走川通信 322号」からの続きです。




●上がり続ける金相場の表す意味とは?

金が買われていく構造的な事情は、

金相場の上昇で日本国内からの金の流出が止まらない。増える一方。
これらの金は、新興国である中国などのアジア諸国の人々に買われ
ている。2005年から毎年流出が目立ち、2010年には最大の
流出となった。金の相場は1999年後半の1トロイオンス250
ドルから、いまは5倍以上の1380ドルになった。

10年にわたって上昇を続けている異常性は、紙幣への信頼が、崩
れていく絶対的な流れが存在している。これは資本主義システムが
崩壊に至る流れである。今のシステムは、実体経済に対して金融が
肥大化しすぎで、収拾をつけるのは不可能なのだ。

実体経済は5000兆円なのに、金融は4倍の2京円。デリバティ
ブは12倍の6京円というお化けが水面下に潜んでいる。これはど
んどん大きくしていかないと続かなくなっているから、膨らませる
しかないという、まさに「ネズミ講」なのだ。

●ここ10年で金融危機の規模はなんと100倍へ!

1997年、LTCMが破綻してFRBは3600億円を集めて救
済へ。同じ1997年、アジア危機で韓国が国家破綻の危機になり、
IMFが1兆円の緊急融資をした。ところが今回のユーロ危機の支
援額は90兆円だ。13年で100倍近く跳ね上がっている。

民間の危機は政府に移し替えられ、ソブリン・リスク(国家破綻の
危機)に変容。今度はソブリン(国家)を救うため中央銀行が紙幣
を刷りまくるという「ネズミ講」になってしまったのだ。


*この続きは、2010.03.07「走川通信 323号」に続きます・・・


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