今日は、金曜日です。
「いい」かげんのコーナーです。


●前頭前野のコントロールと生命の大原則 1

前頭前野を中心にした前頭葉のコントロールは、下位の脳全体におよびます。
たとえば、高等哺乳類では、空腹で、しかも食物がすぐ目の前にあったとしても、
いつでもすぐに食べるということはありません。

まずは、食べていても安全かどうか、まわりを確かめます。
次には、仲間との関係などの社会性から、自分が食事をしてもいいかどうかの判断があります。

このように、下位の脳で、個と種の保存という生命の大原則にのっとって
食事を摂ることを求めたとしても、前頭葉でそれを禁止したり抑制したりして、
コントロールしているのです。

私たち人間は、もっとも進化した脳を持っています。
それは、最上位の脳である大脳新皮質、なかでも前頭前野を中心にした前頭葉が一番発達している、
ということでもあります。

そのため、下位の脳から発される本能や情動に基づく欲求を、
そのまま行動に移すことはまずありません。

(つづく)


*参考文献
「サイストリー」 by 立花裕希 
http://yukitachi.cool.ne.jp/psystory/


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