今日は、金曜日です。
「いい」かげんのコーナーです。


●ストレス軽視が生んだ過労死と自殺2

こころや精神が医学の対象とされ始めたのは、
脳科学がめざましい進歩をとげた、1980年代以降のことです。

さらに、実際の医療現場でストレスに対する処方が行われ出したのは、
1990年代もだいぶ過ぎてからのことです。

つまり、ごくごく最近になって、
やっとストレスに対する医療体制が確立されてきたということなのです。

それまでは、ひどいことに、身体になんらかの病変が起きるまで、
つまり医師が病気だと診断できるまで、完全に放っておかれました。

結局は、過剰なストレスに対処しきれずに苦しんでいても、
実際に身体の病気にかかってしまうまで、じっと我慢するしかなかったのです。

それでも、病気の原因を探っていくうちに、
精神的な影響を無視できないことがわかってきました。

また、時を同じくして、脳科学の進歩により、
人間の精神活動が分子レベルで解明されてきました。
さらには免疫学や分子生物学の進歩もありました。

それらの成果が結びつくことで、やっと、ストレスと身体の関係が、
かなり詳しく解明されるようになったのです。

(つづく)


*参考文献
「サイストリー」 by 立花裕希 
http://iyashi.find21.net/psystory/


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