2011/06/26 23:19

エパデールS 持田製薬
1.閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍、疼痛及び冷感の改善。
2.高脂血症。

EPAが注目された理由
◆EPAの有用性の発見は、グリーンランドの疫学調査から

アザラシなどの海棲類を主食としていたグリーンランドの先住民族イヌイットは、心血管系疾患による死亡率がデンマークの白人に比べて非常に低いことが、1970年代の疫学調査により認められていました。さらに、イヌイットでは魚やアザラシの脂肪に多く含まれるイコサペント酸(EPA)が血中に多く含まれていることがわかり、脂肪酸が注目されはじめました。 これらの疫学調査から、EPAを多く摂取することにより、心血管系疾患を予防できることが示唆されました。

◆日本の疫学調査でも、EPAの有用性が示された

日本においても、魚を多食する食事習慣と心血管疾患の発症頻度に関して、千葉県と京都府で疫学調査が行われています。

・千葉県で行われた疫学調査
千葉県の沿岸漁業地域と内陸部の都市近郊農業地域において、3年間にわたる疫学調査が行われました。
まず、漁業地域と農業地域における魚の摂取量が比較検討されました。1日平均魚介類摂取量およびEPA摂取量は、漁業地域において明らかに高値でした。

・京都府で行われた疫学調査(久美浜Study)
京都府京丹後市久美浜町の漁業地域、農業地域、商業地域において、4年間にわたり疫学調査が行われました。
健康診断受診者、通院患者における心血管疾患発症について比較検討したところ、商業地域、農業地域に比べて漁業地域では、負荷心電図陽性率、狭心症発症率が有意に低く、心筋梗塞発症率も少ないという結果が得られました。

◆EPAがもつ薬理作用

EPAは「動脈の弾力性保持作用」「血清脂質改善作用」「血小板凝集抑制作用」などのさまざまな薬理作用を有します。
これら多彩な薬理作用が、動脈硬化性疾患の進展を抑えます。

コメント:
様々なEPAサプリメントが市販れています。

1.閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍、疼痛及び冷感。
2.高脂血症。
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