2012/03/06 22:32

飯田でスギ花粉飛び始め 例年より8日遅く
03月06日(火) 信濃毎日新聞

 県飯田保健所(飯田市)は5日、飯田市で1日にスギ花粉の飛散開始を確認したと発表した。昨年(2月22日)や例年(同)に比べて8日遅い。県が花粉の飛散を調べているのは同市と松本市の県合同庁舎だけで、今季の飛散確認は初めて。飯田保健所は、外出時の対策などを呼び掛けている。

 飛散開始日は、1平方センチ当たり1個以上の花粉が2日続けて確認された初日―と定められている。飯田合庁の観測では1日に64・2個、2日に3・7個を確認した。松本合庁では1日に2・2個を確認したが、2日は0・1個だった。

 日本気象協会長野支店(長野市)によると、昨年は花粉の飛散量が比較的多かったことや、昨夏の日照不足などから、今春のスギとヒノキの散布量は長野、上田、松本、飯田の4予測地点でいずれも「例年並み」とみている。