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今日もまた、「動物病院119番/兵藤哲夫・柿川鮎子著」における記述からです。

私はこの本で人気種の時代はもう終わりにしましょうと訴えたい


私は、この言葉を見て、「なんと重い言葉だろう」と感じました。

本書の著者のお2人は、獣医さんと愛玩動物飼養管理士さんですから、ペット産業とも深いかかわりのある方々です。
そのお2人が業界から批判されるかもしれないような言葉を仰っていることに、この言葉の大切さを感じずにはいられません。

この言葉が出てくる背景には次のような事実があります。

人気種はペットショップで高値が付きやすい。
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人気になるとどうしても無理に交配させ、遺伝的に問題のある犬種でも繁殖させてしまう。

つまり、「無理に産ませようとする人間の金儲け主義は問題」だと言っているのです。

先日、ここでもお話したペットショップにおけるショーウィンドウ販売における問題点や弊害と同じで、CMで人気になった犬種だからという理由で、その犬種の特徴や飼養環境などを全く考えずに購入するのは危険であり無責任であると言わざるを得ません。

同時に、そのような状況を作り出してしまっている販売者側にも大きな責任があると言えると思います。