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今日は、30日付の産経新聞の記事からです。

~「お前いらない」佐川急便係長自殺 「パワハラ」労災申請へ~
佐川急便新潟店(新潟市)の男性係長(42)が自殺したのは上司によるパワーハラスメントが原因だったとして、遺族が週内にも新潟労働基準監督署に労災認定を申請することが分かった。同店の従業員約200人のうち、130人が会社側に原因究明の嘆願書を提出、115人がパワハラの実態を証言する文書を遺族に寄せている。


記事によると、男性係長は平成9年7月に入社し、19年9月に係長に昇任。朝6時前に出社し、夜は10時半に帰宅、休日も働く激務が続き、今年3月から課長代理によるパワハラが始まったそうです。
記事に書かれていることが本当なら、かなりのパワハラだと思われます。

昔から、佐川急便の仕事は肉体的に非常に厳しいと聞いたことがあります。ただ、その代わり給料もいい。
ですから、「3年で家が建ち、10年で墓が建つ」とまで言われるのではないかと思います。
もちろん、本当に墓が建つわけではないですが・・・。

今回のようなパワハラ自体が社内で当たり前になっているとは思えません。特別な事例であるのではないかと考えますし、会社自体が、全社員に対して激務を強いていることも、考えにくいことではあります。

私は、学生時代、佐川急便の集配送センター(確か日本で一番大きな集配送センターだと聞いたことがあります)で、荷物の仕分けのバイトをしていたことがあります。
その時は、深夜働いていたのですが、だいたい夕方6時から翌朝6時ぐらいまでの勤務だったと思います。
こう書くと12時間労働のようにも見えますが、実際には、休憩が沢山あったので、実働8時間ぐらいでした。
そして、給料は1日1万3000円の日払い。
私は、毎日働いていたわけではないので、身体を壊すなんてことは無かったですが、たまたま、金なくてピンチな友達に紹介して、一緒に仕事に行きましたが一日でやめちゃいましたね。

確かに仕事はかなりきつかったけど、その分給料も高くて私は満足してました。

今回の事件は、特別な事例だとは思うけど、社内でも法令順守を徹底していただきたいと思います。