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昨日、テレビを見ていたら、介護に関する現状の問題点についてやっていました。

要するに、介護士の絶対数の不足が大きな問題であると。
従って、介護士さんの仕事は大変な上に、労働条件もいいとは言えない状況であるため、介護士になる方が少ないわけです。
そして、35万人もの人達が”介護難民”と化してしまっているとも言っていました。

我々行政書士がこのような問題にどう向き合っていくのか?については、なかなか難しい話ですが、身寄りの無いお年寄りのお手伝いをできる場面が全く無いわけではありません。

それが”成年後見制度”です。

日本の少子高齢化の問題が語られるようになってから何年が経ったでしょう?

そんな中、以前は”措置(行政行為の一種)”であった介護が、”契約”へと変化しました。
それが、介護保険制度の導入です。
つまり、行政による行為であったものが、利用者の意思に任せる制度へと変化したわけです。

しかし、一言に利用者の自由意志に任せると言っても、認知症の方にそれを理解していただくのは無理な話。
それを補完するために生まれたのが、”成年後見制度”。
つまり、利用者の意思を尊重するために、利用者に代わってその意思の実現を図るための制度が創られたのです。

昨年私が参加した長野県成年後見サポートセンターの研修においても、「介護保険制度と成年後見制度は車の両輪のようなものである。」と教えていただきました。

双方の制度の中身を見ていくとその言葉の真意をを知ることができます。

介護保険制度については割と知られているのに、成年後見制度についてはまだまだ認知度が低いのが現状です。
是非とも、成年後見制度に関しても知っていただきたいと思っておりますので、今後当ブログでも、私が勉強した成年後見制度に関する情報を記していこうと思っております。

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