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長野県松本市の行政書士、岩城です。

今日も朝日新聞の記事からです。

~有害マンガ 「業界は自主規制を」 PTA協議会が調査~
性描写などを含む「有害マンガ」について、小中学生の保護者の多くは業界の自主規制に期待し、条例などによる規制拡大を求める声は大きくない――。そんな実態が、日本PTA全国協議会の調査で分かった。東京都の青少年健全育成条例改正案を巡る論議にも、影響を与えそうだ。

記事によると、調査結果報告書の解説で某大学の教授は、「親たちは有害図書と思うマンガ・コミック、雑誌に懸念を抱いているが、条例等による自治体の規制や有害図書の範囲の拡大は望んでいない。関係者の良識ある自主規制に期待している」と分析しているそうです。

しかしねえ。微妙な感じがします。
つまり、まず「有害図書」の定義が曖昧。そして、それを”関係者の良識ある自主規制に期待している”?要するに、「有害図書と思われるようなものを出版社側が自主的に出版しないようにして欲しい。」ってことですよねえ?

何か違うような気がするんですよねえ。

確かに私が幼かった頃に比べれば、そうしたPTAが「有害図書」と言うようなものを簡単に目にしたり読んだりでいきるようになったとは思います。
だからといって、それに規制をかけろというのは、いささか無茶というか強引過ぎるような気がします。

誤解を恐れずに言うなら、「そんなもん、親の責任でなんとするべきだ。」と思うんですよねえ。
自分達の責任を棚上げして他人に責任を押し付けているようにしか見えない。

例えば昔は、某テレビ番組について、教育上よろしくないとの理由で親が子供に番組を見せないなんてことは良くあった。
確かに、当時はテレビが一家に一台という家庭が多かったでしょうから、今とは時代背景が全く異なることは事実ですが・・。

もちろん、「有害図書」と言っていることから想像すると、多分子供でも手に取ることができるような出版物の内容の一部に子供に見せたくない又は読ませたくないような表現を盛り込むことを止めて欲しいってことなんでしょうが、そんなの親が何とかすればいいって思ってしまうんですよねえ。

中には、「積極的な対象年齢の表示を要望」なんて意見があるようですが、これで本当に子供が当該図書を目にしないことになるのか?
結局、親が管理せざるを得ないだけじゃないのか?
言ってることに整合性が取れていないような気がするわけです。

表現の自由の視点からも、行政による規制だけは避けるべき問題だと思いますし、関係者が積極的に自主規制を行うような問題でもないと思います。

一番のポイントは、親が責任を持つということではないでしょうか?

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