こんにちは!視能訓練士のEです。
11/29~11/30に京都で行いわれた日本弱視斜視学会に参加させてもらいました。
ロービジョン(病気やケガなので視機能が弱く、眼鏡やコンタクトレンズをしても十分な視力が得られない方)ケアの話がありました。
今までロービジョンの方が使う補助具というと、拡大ルーペや単眼鏡などが多く知られていますが、最近ではiPadやスマートフォンなどの、アプリやサイトなどを活用している方もいる様です。今回紹介されていたものをいくつかご紹介します。
◆Webサイト
まほろば
このサイトは視覚障碍者や高齢者の方へ、パソコンの使い方など技術支援などをしているサイトです。
アクセスリーディング
障碍により読むことが困難な児童生徒に向けた教科書・教材の電子データや書籍データを提供しているサイトです。
◆アプリケーション
明るく大きく
このアプリは文字を大きくしたり、明るくしたり、文字の色を変えたりできるアプリです。
Light detector
このアプリは光の強さが音量の変化でわかります。暗い所にiPhoneを向けると音が消え、電灯に向けると大きな音がなる。例えば、部屋の明かりがついているか確認する時に使えます。
このようなサイトやアプリはロービジョンの方の選択肢の1つとして知っていたら便利だと思いました!
白内障手術により認知機能低下が抑制されたことが、国際アルツハイマー病会議で発表されました。
認知症患者さんで、白内障手術を行った方と、行わなかった方を比較したところ、白内障手術を行った患者さんで認知機能の指標となるテストの結果が良くなり、また介護者のストレススコアも改善したとのとのことです。

こんにちは!
今年3月に視能訓練士の国家試験に合格し、4月から松田眼科で働かせていただいている新人スタッフNです。
大学を卒業したばかりで分からないことだらけですが、先輩スタッフ方に教わりながら毎日頑張っています!1日でも早くお役に立てるよう頑張りますのでよろしくお願い致します!
さて、先日東京で行われた日本コンタクトレンズ学会に参加してきました。

10~20代の女性に人気のカラーコンタクトレンズ(カラコン)のお話や、コンタクトレンズの取り扱い方、ケア方法のお話を聞いてきました。
初めて使用するコンタクトレンズがカラコンの人がほとんどだと知っていましたか?
インターネットやディスカウントショップで簡単に購入できるため、眼科を受診せずに使用している方が多いようです。
眼科で処方された以外のカラーコンタクトレンズを使用していると、カラコンの色素部分が角膜や眼球に付着し、充血や痛み、流涙などといった症状を引き起こし、最悪の場合失明する場合もあります。
こういった症状を防ぐためにも定期的な眼科の受診が必要です。
怖い思いをする前に、眼科できちんと検査を受け、医師が勧めているコンタクトレンズを使いましょう!もちろんカラコンに限らず、全てのコンタクトレンズの購入に関して眼科で検査を受け、あなたの眼にあったコンタクトレンズを使用しましょう。
先日、以前勤務していた亀田総合病院を訪れる機会がありました。
現在は外来部門の「亀田クリニック」と入院部門の「亀田総合病院」の二施設に分かれ、併せて亀田メディカルセンターと呼ばれています。
風光明媚で温暖な千葉県鴨川市にあるこの病院は、370年の歴史を持ち、千葉県南部の基幹病院として機能しております。慶應義塾大学眼科より出向し、3年間眼科診療責任者として勤めました。
今は眼科だけで9名(非常勤含む)の医師が勤務しています。
1月17日から19日まで、国立京都国際会館で行われた
日本眼科手術学会に参加してきました。
眼科手術全般に渡った学会ですが、白内障手術の
合併症対策、眼内レンズの強膜内固定術、
緑内障濾過手術の話題などを中心にセミナーを
聴いてきました。
金閣寺
白内障手術について気になる方は多いのではないでしょうか?
現在、パソコン、スマートフォンなどに使われているブルーライトは日の光とほぼ同じ光で、この光が目の中に入ると人間は昼間だと感じるそうです。
しかし白内障など加齢によってブルーライトの透過性が20代の水晶体に比べると75歳では、なんと80%も低下するそうです!
このことによりサーカディアンリズムが乱れ、寝つきが悪くなることがあるそうです。
睡眠障害者が白内障手術により57%改善したというデータもあるそうで
白内障手術によって睡眠の質が向上し、さらに手術によってよく見えるためか歩行速度まで向上したという報告もあるようです!=アンチエイジング!?
実際に白内障の手術をした患者様が「よく見えるようになって嬉しい」と、とても素敵な笑顔を見ていると、こちらまで幸せな気持ちになります。
生き生きと過ごすために影響力が強い手術だと改めて感じました。
ぜひ白内障について気になる方はお気軽にご相談ください。

こんにちは!スタッフSです。
先日、広島で行われた弱視斜視学会に参加してきました。
その中で、ロービジョンについての話が出ていたのでご紹介します。
皆さん「ロービジョン」という言葉を聞いたことありますか?
私たちの眼は、視力(物を見る能力) 視野(見える範囲) 色覚(色を識別する能力)など主に3つの要素でみています。眼やその他の視力に関係するところが障害されると、この機能が低下し見えにくくなります。
ロービジョンとは、このような機能障害により、眼鏡やコンタクトで矯正しても十分な視力が得られず、日常生活に不自由さを感じている方をさします。
このロービジョン者に対して、残っている視覚を最大限に活用し、日常生活の困難を軽減させることがとても大切になってきます。
その視覚補助として、拡大読書器や遮光眼鏡、ルーペなどありますが、タブレット型多機能末端(iPadなど)も有効な補助器具の1つです。
視覚の状態にあった補助具を見つけられることが、ロービジョン者のQOLの向上に繋がっていきます。

オリンピア眼科病院主催の甲状腺眼症研究会に出席してきました。
オリンピア眼科病院は、甲状腺眼症(バセドウ病眼症)の治療で有名な病院で、この病気の患者さんの数は日本一、あるいは東洋一と言われております。医局の同僚が勤務していたこともあり、甲状腺眼症の患者さんの治療をお願いしたり、治療のアドバイスを頂いたりしておりました。
今回は、ステロイド治療とMRIの話でしたが、特にステロイドの局所治療の話がとてもためになりました。軽症例に対しては、当院でも積極的に対応していきたいと思います。
詳細は、ホームページの甲状腺眼症の項目に記載したいと思います。
2012年12月に新しくAMO社製ホワイトスター・シグネチャー白内障超音波乳化吸引装置を導入致しました。
これにより、同じくAMO社製ソブリン・コンパクト白内障超音波乳化吸引装置と2台の白内障手術装置を備えることができました。
新しく導入したシグネチャーは効率的な水晶体核処理を提供する超音波テクノロジーと2種類の吸引ポンプが使用可能なデュアルポンプテクノロジーを備えております。
手術器械を更新することによって、より安全かつ効率的な白内障手術が提供できるように努力していきたいと存じます。

緑内障手術は、眼圧を下降させ進行を最小限に抑えることが目的で,もっともスタンダードに行われている術式は、マイトマイシンC(代謝拮抗剤)を併用した線維柱帯切除術です。
これは簡単に言いますと、眼内より房水と呼ばれる液体を眼外に導き出して眼圧を低下させる手術です。
近年、線維柱帯切除術に代わる術式として、ミニチューブを挿入する術式が報告され、我が国でも昨年ミニチューブである
EX-PRESS™が承認されました。
今後は、線維柱帯切除術の多くはミニチューブ使用手術へ移行することが考えられます。
今回は、その中で現在国内で使用可能なEX-PRESS™についてご紹介します。
EX-PRESS™は長さ2.6mm、内腔直径200μmのステンレス管で、強膜弁下より前房に挿入します。

房水はチューブを通って眼外に導かれていきます。

ミニチューブ挿入術では、房水の流出量が従来の線維柱帯切除術に比べて安定し、また虹彩切除や強膜ブロック切除といった操作が不要になるため術中の出血の回避、術後炎症の軽減により手術成績の向上が期待されております。