公式サイトはminocl.comへ_ 赤ちゃんから大人までアレルギーの総合診療 CLINIC
新時代のアレルギー診療に、長い経験、最新知識、地域アレルゲン調査、デジタル機器、チーム力で臨みます。

保湿剤も夏仕様から少しずつ秋仕様へ。暑い時期に使いやすかったローション…
秋の発作を減らすには、悪くなる前の点検が重要です。毎年9~10月にぜん息が悪化する方…
秋の鼻炎は花粉だけとは限りません。秋は室内のダニアレルゲンにも注意…
食べただけでは症状が出なくても、その後に運動するとアナフィラキシー…

【めざせ! スキンケアの達人】
◆夏の終わりは、秋の乾燥に備える時期です。9月に入ると朝晩は涼しくなり、湿度も徐々に低下します。汗や紫外線で刺激を受けた夏の皮膚に乾燥が加わると、湿疹やかゆみが悪化しやすくなります。入浴・シャワー後は時間をあけずに保湿剤を塗り、皮膚のうるおいを保ちましょう。アトピー性皮膚炎では、保湿を含むスキンケアは治療の基本の一つです。

◆保湿剤も夏仕様から少しずつ秋仕様へ。暑い時期に使いやすかったローションだけでは乾燥が気になるようになったら、クリームや軟膏など、より保湿力の高い剤形を取り入れるのも一つの方法です。季節だけで一律に切り替えるのではなく、皮膚の乾燥具合や塗りやすさに合わせて選びましょう。

◆夏に残った湿疹を、そのまま秋へ持ち越さないことが大切です。赤み、ざらつき、かゆみが残っているところは、保湿剤だけでなく、医師から処方された抗炎症外用薬を指示どおり使用して、皮膚炎を十分に落ち着かせましょう。「少し良くなったところで中止」を繰り返すより、よい状態を保つ治療が重要です。

【ぜん息克服への道】
◆秋は、ぜん息が悪化しやすい季節です。夏休みが終わって学校や保育園が再開すると、かぜなどの呼吸器感染症に接する機会が増えます。さらに、朝晩の気温低下、ダニなどのアレルゲン、秋の花粉などが重なり、ぜん息症状が悪化しやすくなります。

◆咳だけの悪化にも注意しましょう。夜間や早朝の咳、運動時の咳、かぜをひくたびに長引く咳は、ぜん息のコントロールが十分でないサインのことがあります。「ゼーゼーしていないから大丈夫」と考えず、症状が繰り返す場合は早めに受診しましょう。

◆秋の発作を減らすには、悪くなる前の点検が重要です。毎年9~10月にぜん息が悪化する方は、発作が始まってからではなく、症状のないうちに治療内容を確認しておくのがおすすめです。発作時に使用する吸入薬を処方されている方は、家庭や外出先ですぐ使えるよう準備しておきましょう。

【アレルギー性鼻炎とのつきあい方】
◆秋にも花粉症があります。8月後半から秋にかけては、ブタクサ類やヨモギなどの花粉が飛散します。春のスギ花粉症ほど大量に飛散するわけではありませんが、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみが毎年この時期に出る方は、秋の花粉症の可能性があります。

◆秋の鼻炎は花粉だけとは限りません。秋は室内のダニアレルゲンにも注意が必要です。朝起きた時や寝室で鼻水・くしゃみが強い、秋だけでなく一年を通して症状がある場合には、ダニなどの通年性アレルギー性鼻炎が関係していることがあります。寝具や床の掃除など、アレルゲンを減らす環境整備も治療の一部です。

◆アレルギー性鼻炎には、症状を抑える治療だけでなく「体質に働きかける治療」もあります。ダニによるアレルギー性鼻炎とスギ花粉症には、舌下免疫療法があります。ダニの舌下免疫療法は一年を通して開始でき、スギ花粉症では、来春に間に合わせるには晩秋までに開始します。治療は数年間継続する必要がありますが、原因アレルゲンに対する反応そのものを弱めることを目指す治療です。

【食物アレルギーとアナフィラキシー】
◆この時期は、ぶどうや梨が旬を迎えます。食べてすぐに口の中やのどがかゆい、イガイガする、唇が腫れるなどの症状は、果物アレルギーのことがあります。花粉症との交差反応が原因となることもあり、多くは口周囲の症状にとどまりますが、まれにじんましん、咳、息苦しさなど全身症状を起こすこともあります。症状を繰り返す場合は、アレルギー科にご相談ください。

◆食べただけでは症状が出なくても、その後に運動するとアナフィラキシーを起こす「食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA)」があります。小麦、甲殻類、果物などが原因となり、食後2時間以内の運動で起こることが多いとされています。食後の運動で、じんましん、息苦しさ、腹痛などを起こした場合は医療機関に相談しましょう。

◆今年から、注射薬の「エピペン®」に加えて、アナフィラキシーに使用するアドレナリン点鼻薬「ネフィー®」が新たな選択肢に加わっています。2026年4月には、学校等でも一定の条件を満たせば、緊急時に教職員等が本人に代わって投与できることが文部科学省から示されました。処方されている方は、本人だけでなく家族や学校とも使い方を確認しておきましょう。