皆さん、こんにちは。
ご無沙汰しております。 市民力サポート推進委員会で委員を務めますノーモアフリーダム井上です。

先日は県議会選公開討論会にて来場いただいた方、協力してくれた方、メッセージを寄せてくれた方、酒の話題にしてくれた方、皆様に御礼申し上げます。 大変な時期でしたが、それでも委縮せず討論会を実施したことは個人的には大変意義のあることだったと思います。

今私たちに求められている事とは「努めて冷静に普段の生活を送ること」だと思います。

むろん、被災地の人たちに対して出来ることを出来る限り支援をすることは言うまでもなく大事なのですが、闇雲に消費を控え節約してしまったり水などを買い占めてしまったりすることが、被災地復興の為にならずかえってマイナスの影響をもたらしてしまう可能性があります。

福島原発の放射能漏れ等が原因で全国各地で水やトイレットペーパーなどが不足してしまう事態になってしまう状況を見て、タイトルの「合成の誤謬」について改めて考えてしまいました。

「合成の誤謬」については昨年の10センムブログの際にも取り上げましたので、意味について知りたい方はリンク先をご覧ください。

水やカップラーメンを万一の為の保存食として購入する行為自体はミクロ(個人)の単位では正しい行動ですが、全国民が一斉にそのような行動を取ると現在の日本のような状況に陥ってしまう、ますます本当に必要な人に行き渡らなくなってしまうわけです。まさにマクロ(国家レベル)では負の影響を及ぼしています

節約も同じです。
国民全員が将来への不安により貯蓄に走り支出を抑えてしまったことがデフレ不況を招いたように、今回の震災に際しても私たちが委縮して支出を控えてしまうと経済が悪化してしまい、震災復興のスピードを遅らせてしまう結果を招く可能性があります。

「合成の誤謬」・・・本当、気をつけたいものです。

それでは皆さん、市民力アップで頑張りましょ。

アデュ