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現在 西暦2012年
    
なぜ 今が2012年で
なぜ自分はこの暦が基準になってる世界で
暮らしてるんだろう?


なんて考えた事ありませんか?

そんな事よく思ってた頃に出会ったのがこの本


『暦をつくった人々』

著者:ディビッド・E・ダンカン

















この本が出版されたのが1998年なので
例として西暦2000年とは・・・・
ということで

紀元前4年頃という実際のキリストの誕生年に従えば
現行の1994年

旧ローマ歴に従えば2753年

古代バビロニア歴に従えば2749年

最初のエジプト歴に従えば6236年

ユダヤ歴に従えば5760年

イスラム歴に従えば1422年

コプト歴に従えば1716年

仏教歴に従えば2544年

マヤのグレートサイクルの5119年目

フランス革命に従えば208年

中国の暦に従えば辰年・・・

だそうです

こんなに いっぱい・・・


ちなみに現行の西暦は回帰年で
回帰年とは連続する2つの春分点つまり
太陽の中心が天の赤道を南から北へ横断する
間の瞬間の間の時間の長さ

だそうです・・・

ややっこしいですね


ワタシはそのころまで西暦はキリストの生誕年を
基準にしているものだと思い込んでいました
(確か中学でそう習ったような気が・・・)

だからキリストの生誕年が紀元前4世紀ってどういうこと?
と思ったのを覚えています

この本で紹介されている話を読むと
このキリスト教紀元にまつわる事やら何やら
つじつま合わせのオンパレードです

どうやら 今の太陽暦のもとになるものを
エジプトの暦から持って来て改良して取り入れたのが
あの ユリウス・カエサル

1年を365日と4分の1として4年に1度366日の日を
挿入する

今と基本的には同じですね

でもこの4分の1日というのが結構誤差が大きく
130年ほどで1日多くなるというユリウス暦の欠点を
指摘したのが13世紀のカトリックの坊さんで
学者のロジャー・ベーコン

教会にとって大問題なのは
いろんな祭り事を祝っている日が
実際の日付とどんどんとずれていくこと


そこで1582年
教皇グレゴリウス13世が勅書を発し
つじつまを合わせるために10月4日からの
10日間を飛ばすという大ナタを振るったらしい

10月5日に生まれた人は誕生日がなくなっちゃった
て事です

キリスト教の宗派や国によっては
いろんな理屈で従わない国もあったりで
大混乱になったとか

そりゃそうですよね

急に
「明日は2月23日です」
って言われたようなものですから


今となっては
セシウム原子を使った原子時計で「正確な時間」
を図っている



時間・暦の歴史をこうやって読んでくると

面白いのですが

頭が混乱してきます


人間が便宜上考えざるを得なかった暦

にこんなに種類があったり

こんなにいろんな基準があったりで


結局ホントはいったい何が基準なんでしょう・・・・?