2008/08/19 9:07

渡邉美樹講演会 その15

今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。


2006年11月22日に行われた、渡邉美樹社長の講演会をまとめたものです。
みなさんのお役にたてれば、幸いです。

15.100年後の人からみて、いまの私はどうなのか?

私の根底に「100年後の人からみて、いまの私はどうなのか?」という考えがあります。
そう考えれば、どこの大学を出たとか、年収がいくらかなんて、どうでもいいことです。

ここで、三浦綾子さんのエッセイを紹介します。
三浦さんの知人のある大工さんが亡くなったときのことです。
とても親切な大工で、そのお葬式には1万人という人が訪れました。

そのとき、ある人が「大工が悪口を言ったのをみたことがない」と言いました。
そしたら「そういえば私も大工が悪口を言ったのをみたことがない」と数珠繋ぎのように、
みなが言っていたというエピソードです。

その大工の生き方は素敵だったと思います。
100年後の人からみて、本当に必要な人はこういう人ではないでしょうか。

損得がある場合、得ばかりとるような人には、決してなってもらいたくありません。
誠実になってもらいたいのです。
会社も同じことです。
だから、ワタミは決算をごまかすということはありません。

他人の幸せを、自分の幸せと重ね合わせられること、誠実に生きることが、
人として幸福なことであるという話しで、本日の講演会を終わらせていただきます。
ご静聴ありがとうございました。


*なおこの議事録は、富田さんのご協力で、掲載しております。

(つづく)

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