このたびの東北関東大震災の被災者の皆様、そしてそのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。
また、被災地の一刻も早い復興を心よりお祈りいたします。
私の所属している松筑木材協同組合でも義捐金を送るべく検討しております。
がんばってください。
私は、阪神の震災ではトン汁の炊き出しボランティア、中越地震では、応急危険度の判定のためそれぞれ現地の惨状を見てまいりましたが、今回の震災は状況がかなり違いますね。
それでも最近になってようやく一般ボランティアが行けるようになりましたが、自己完結できるような体制を造ってからにした方が良いと思います。
今回の震災の被害は、震源地に遠い方でもトラウマ的な症状や、不安な感情との戦っている方がいらっしゃいます。実は、私もその一人です。
阪神淡路大震災における心的外傷ストレス障害に対する支援として実績がある臨床心理士・横浜国大の堀之内高久先生によると、このような大きな災害にあったり、直接的な被害がなくても身近で起きた時には、誰もがそうなるそうです。
情報が一杯入ってくると見ている人たちもまるで自分が同じような経験しているような感覚になったり、まったくそういう感覚がない状態がいったりきたりします。
・ なぜか、涙が流れてくる。
・ 食欲が大きく減退
・ 頭から地震の事が離れない。
・ フラッシュバックする。
・ 無関心状態
・ これまで以上に将来が不安になる
・ 何らかへの拒絶反応が出る
・ いつもより怒りっぽくなった。
・ 小さなことでキレやすくなった。
・ 不眠(もしくは入眠の困難さ)
生理的な反応は、涙が出る。怒りっぽくなる。
些細なことで怒りっぽくなる
不安になったり、恐れを感じることが普通なのです。
もし、今回の震災後、これまでより不安、恐れ、怒りを感じることが多くなった方は、それが普通の反応であることを認めて下さい。
そして、今は「大丈夫。もう大丈夫」と繰り返し、自分に言い聞かせて下さい。
そうです。
もう大丈夫です。
そして、今出来ていることを続けてください。
自分の出来ることを続けてください。
自分は一生懸命やっていることを自覚してください。
自分自身を安定させてください。
何とかしたいと思うことが生理的レベルから見るといつもと違う自分になっています。
ですから、原則は今していることを続けることが大事です。
自分たちが動くことで物流、生産が高まる。
営業を続けることが支援になる。
こういうときは身を守るためにうつむき加減になります。・・・ビジネスの縮小・・・地震にやられてしまう。
経済活動をシュリンク(萎縮)してはいけません。
心的外傷ストレス障害への対処方は下記によると良いそうです。
枕や服を丸めて抱きしめる・・・手を交差させる。交互に動かす。手をパタパタする。40回くらい
自分の手で自分を癒す。
脳の中が安定する。水分補給する。
家庭でTVの洗脳にあって朝から晩まで被災地と同じ体験を共有してしまう。
無駄な情報は人を混乱させる 特に子供は
お母さんは子供と一種に楽しい歌を歌ってあげると良いです。楽しい絵本を読んだり子供に対して笑顔を見せると良いそうです。
そして、震災の現場では絆が深まっています。見ず知らずの人たちが支えあっています。
そしてこれから日本という国が変っていくでしょう。
尚、堀の内先生のインタビュー音声および資料は、著作権で保護されておりますが、堀之内先生のご厚意により、必要な方にご自由に配布いただくことができます。
必要な方はメールで転送出来ますので、お声をかけて下さい。
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