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3月19日(金)信大病院医療福祉支援センターの皆さんと、2回目の連携勉強会を行いました。この勉強会は、患者さんの転院や転医に伴う連携の在り方について事例を通して検討し、双方でより良い支援を目指す目的で開催しています。第1回目は2019年3月、当院に信大病院9名、松本協立病院、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所などから参加していただき、総勢30名で『連携する』ことについて意見交換を行いました。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止しましたが、今年はZOOM会議で信大病院から10名、当財団は6名で意見交換を行いました。



振り返り事例では、がんの治療が効かなくなり当院へBSCの方針で紹介された患者さんの退院調整について協議しました。患者さんは当院受診の際、「どうしてこの病院に来なきゃいけないのか」と仰いました。治療がないと言われた後の療養生活を一緒に考える病院として紹介されたわけですから、どんな形であれご本人がそれを納得されていることがスタートになります。訪問看護、ケアマネジャーも当財団で対応し、支援の体制を整えましたが、数日で信大へ救急搬送を希望され終診となりました。

『BSCの方針』の主語は誰なのか、疑問に感じることが増えました。転院・転医の調整が荷物のタグ付け配送にならないよう、こちら側で起こったことをフィードバックし、双方でより良い連携.を考えることがこの勉強会の肝になると考えています。
上記のようなことを避けるべく、当院では転院・転医相談の際には、患者さんや家族の希望があれば事前に来院相談の対応ができることを伝えています。この点については勉強会の中でも好評価をいただきました。以前信大病院の患者さんの転院や退院支援を行った者としては、外部機関から指摘されなければ転院先の病院で何が起こったのか知る由もなかったと振り返ります。当時の藤森病院連携室室長の柳原さんは何か気づいたことがあると、言いにくいこともフィードバックして、少しでも信大病院と藤森病院の連携の内容を良くしようとしてくださいました。「連携」は一方向のやりとりでは育ちません。ただ受けるのではなく、意見を通わせて良いものに変えていくよう勉強会も継続していきたいと考えています。


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