今日は、水曜日です。
「本」当におすすめの、コーナーです。



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そもそも「成功法則本」を読んでいるときは、
実は「成功」から一番遠いところにいるのだと最近気づきました。
成功の方程式なんてありません。

だけど、法則はなくても、「コツ」がありますよね。
簡単にわかるのは、「なにをやってもダメだな」とがんばるより、
「うまくいくさ!」と前向きに進んでいくほうが、
成功する確率は、高くなるのではないでしょうか。

かといて「前向き」志向が、イコール成功とならないところが、
「成功法則」がないという所以にもなるわけです。

さて、前置きが長くなりましたが、
この「コツ」に当たる部分を論じたのがこの本ということになります。
そして「コツ」が「戦略ストーリー」なのです。

最近は、「ベストプラクティス」「テンプレート」といった、
それ自体が部分的な分析結果を用いて、
事業の成功法則を論じているものが多いのです。

それでは長期的戦略にならないで場当たり的なものになる。
では、どうすれば長期的なものになるか。

時間軸を持つ「シンセシス(綜合)」を伴った。
「戦略ストーリー」が必要になってくるということなのです。

もちろんその組み立てには、手順があります。
前提として競争優位な場所探しをすること。
例えていえば、釣りをする時に、魚の多いポイントを探すようなイメージ。

次に、「SP(Strategic Positin)戦略的ポジション」と、
「OC(Organizational Capability)組織能力」を観ていく。

これは、たとえばブランド化したレストランにおけるSPとは、
シェフのレシピ、OCとは厨房というように言いかえれば、
イメージできるでしょうか。

そのうえで一貫性のあるストーリーを描くのですが、
ストーリーだけあって「起承転結」が必要です。

その「転」にあたる部分が「キラーパス」。
一見して非合理にみえる手のことです。
なぜそんなことが必要なのか。

そもそも「戦略」とは「他社と違った良いこと」をするからです。
それが、独自性となって、差別化になるからなのです。

と500ページ近い本なので、要約するのはとても難しいのですが、
最後にわかったことがあります。

個人の人生という一人ひとりのストーリーを創り上げるように、
法人というひとつひとつの会社のストーリーを創り上げる事。
それはだれでもない、自分の頭で考え、自分で行動をおこすこと。

それが一番大きな「コツ」だということです。


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