今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。

テーマ:「選択と集中」のウソ

■1950年代に米二大家電メーカーだった、
ゼニス、RCAは、1980年代に「選択と集中」を続けた。

当時、安く大量に作ることが得意な日本に、
生産委託し、自分たちは「次世代技術」に集中した。

しかし日本が技術力を身につけ稼ぎ、
米二大メーカーは衰退した。

■これは現在の日本メーカーを、韓国、台湾メーカーと、
置き換えると同じ現象が起こっている。

実は日本メーカーは「選択と集中」の名のもとに、
「撤退」を繰り返しているのではないか?

■「撤退」とは、固定費削減で一時的な増益になるが、
事業規模が縮小し、成長が止まる。
持続的成長のためには「投資の決断」が必要である。

■そもそも、「選択と集中」を唱えたのはピーター・ドラッカー。
そしてそれを実践したのがGEのジャック・ウェルチ。

GEは、徹底した赤字事業売却をし、それに見合う投資も、
同時に進め、みごとに復活した。

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【私見】

経営・経済というステレオタイプの視点でみれば、
「成長」とは、右肩あがりの数字でしょう。

精神論・感情論でいえば、
どうしていつも右肩あがりでなくてはならないのか?
ということも一理あると思います。

わたしは、要はどのようにそのバランスをとっていくのか、
経営者一人一人の判断が、必要なのではないかと思います。

その上で「選択と集中」路線なのか「撤退」路線なのか、
あるいはミックスさせるのか、ではないでしょうか。

「選択と集中」の大義名分の元の「撤退」は疲弊するだけです。

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