今日は、火曜日です。
「経営ノート」のコーナーです。

テーマ:復興バブルで終わらせない

◆東日本大震災から3年。
リアス式海岸には「三陸道路工事」の旗をはためかせる、
巨大ダンプが列をなす。

安部政権は2015年度までに総額25兆円の復興予算を投じる。
その「消化」のため自治体は、
手っ取り早い高速道路と防潮堤の建設にまい進している。

宮古市では生コン価格は震災前の2倍。
3割増しの日当と宿泊費がかかる。
住宅の値段も2倍になった。



◆避難民の仮設生活も3年目に入った。
プレハブ仮設住宅は雨露をしのぐだけの簡易な作り。
1世帯10坪の広さしかない。

仮設や借り上げの賃貸住宅で避難生活を続ける被災者は、
まだ26万7000人いる。

政府が3万戸作ると約束した災害復興住宅の入居者は、
まだ1000世帯程度。

結局、被災地で作られているのは
高度経済成長期と見まごうばかりのコンクリートシティー。

◆しかし希望はある。
地元互助会と筑波大学の教授で、
日本古来の「板倉工法」で木造の食堂が完成した。

強引にコンクリートを流し込むのではなく、
地元の森林資源と地元の労働力で自分たちの家を建てる。
そういう自助努力をそっと後押しする支援はできないのか。

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【私見】

復興のためには、基本となるインフラ整備が必要なことは、
いたいほど、よくわかります。

復興住宅ばかりできても、道路・インフラが整備されなければ、
生活もままならないでしょう。

その場合の復興のスピードですが、
年度内予算の使い方という従来の方法ではなく、
「復興基金」として、自助努力をする支援にも、
まわしていく方法があるのではないかとも思います。

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