2011/03/05 1:19

 安曇野市3種ワクチン接種事業 速報②

「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金」に伴い、安曇野市が行うワクチン接種事業が新しく平成23年2月1日始まりました。
安曇野市 子宮頸がん予防・ヒブ・小児用肺炎球菌ワクチンの接種

 しかしながら、平成23年3月4日 小児用肺炎球菌やインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンを接種した乳幼児が、接種翌日から3日後に死亡する事例が先月下旬から今月にかけ、全国で4件起きたことをうけ、
 安曇野市 内科・外科・小児科 穂高ハートクリニックでは、厚生労働省、安曇野市のワクチン接種事業の方針が決定するまで、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの接種を見合わせることとしました。
厚生労働省 小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチンを含む同時接種後の死亡報告と接種の一時的見合わせについて

 今後、実施主体である自治体、安曇野市、厚生労働省の方針に注目していきましょう。

・・・・・3月8日に因果関係の評価を行う専門家の会議を予定しており、少なくともそれまでの間は接種の見合わせをお願いいたします。その後の対応は、検討結果を踏まえて速やかに決めたうえ、改めてご案内いたします。(厚生労働省)

・・・・・厚生労働省は3月8日、ワクチンの安全性を評価する専門家検討会を開いた。現時点では接種と死亡の直接的な因果関係は認められないが、同時接種の安全性などさらに情報収集が必要だとして、接種再開の可否は次回の会合(概ね2週間後)で判断するという。

・・・・・3月24日、ワクチン接種と死亡との因果関係を評価する厚生労働省の専門家会議は、「いずれも明確な因果関係は認められない」との意見をまとめた。厚労省は4日から見合わせていた両ワクチンの接種について、4月1日からの再開に向け、必要な注意喚起の検討や接種の実施主体である自治体との調整を進める。

4月1日 再開になりました。希望される方は、予約を受け付けております。
 お問い合わせは、
安曇野市 健康福祉部 健康推進課
住所:〒399-8303長野県安曇野市穂高9181番地 (穂高健康支援センター内)
電話:0263-81-0726  ファックス:0263-81-0703
にお願いいたします。


 サーバリックスの供給が遅れる可能性があります。
 すでに1回目の接種された方の2回目以降のワクチンは確保されるとのことですので、すでに1回目を接種された方は、予定通りのスケジュールで接種を進められることと思います。
 これからサーバリックス接種を希望される方は、供給が安定するまで待機していただく可能性があります。

コメント:
 安曇野市が行う新しいワクチン接種事業が平成23年2月1日始まりました。
 しかし、わずか1ヶ月で、3月4日ヒブワクチン・小児肺炎球菌ワクチンの接種の一時見合わせとなりました。
 また、同日、サーバリックス供給不足に陥りました。
 民主党の打ち出した新しい3種類のワクチン事業は早々に頓挫し、問題を呈しました。

 MMRワクチン、従来の日本脳炎ワクチンの中止、乾燥型日本脳炎ワクチン開始、新型インフル優先順位等々、ワクチン行政は、常に流動的であり、その対応に苦慮いたしますが、可能な限り、安全に多くの住民の方々に行き渡ることを望みます。

 今後、安曇野市 内科・外科・小児科 穂高ハートクリニックでは、予防接種事業の実施主体である自治体、安曇野市、厚生労働省の方針に注目していきます。

お問い合わせは、
安曇野市 健康福祉部 健康推進課
住所:〒399-8303長野県安曇野市穂高9181番地 (穂高健康支援センター内)
電話:0263-81-0726  ファックス:0263-81-0703
にお願いいたします。