2012/10/02 10:45

日本脳炎、国内で今年初の発症例…73歳男性
(2012年9月30日09時02分 読売新聞)

熊本市は29日、同市の男性(73)が日本脳炎を発症したと発表した。


 入院治療中で、回復に向かっているという。日本脳炎が確認されたのは今年に入って全国で初めて。熊本県内では2009年以来3年ぶり。

 同市健康福祉子ども局によると、男性は5日に発熱し、市内の医療機関に入院したところ、嘔吐(おうと)や頭痛の症状が出た。28日、血清検査で日本脳炎と診断された。

 日本脳炎は、ウイルスに感染した豚などの血を吸った蚊が人を刺すことで感染するが、人から人にはうつらない。同局によると、国内の発症者の致死率は、最近25年間で17%に上る。

(2012年9月30日09時02分 読売新聞)