2017/03/22 18:25

Q.おたふくかぜワクチンとおたふくかぜの自然感染について、合併症の頻度はどのくらい違うのでしょうか。

A.おたふくかぜワクチンは弱毒生ワクチンですので、耳下腺の腫脹等自然感染のおたふくかぜに似た症状が出ることがあります。そのおおまかな頻度は表のとおりで、自然感染に比べると頻度は低くなっています。無菌性髄膜炎(Q2)、難聴(Q3)、精巣炎(Q7)についての詳細は以下の Q&A に示します。

http://www.wakutin.or.jp/medical/pdf/qa_2016.pdf#page=223

おたふくかぜが、流行っています。
自然感染する方がよいか、ワクチン接種した方がよいか、保護者の方々が判断してあげてください。

最も注意すべきは感音性難聴で自然感染だと200人~1000人にひとりと無視できない割合でおこります。片側の難聴が多いですが、多くは治りません。生ワクチンなのでワクチンでも起こりえますが一説では600万から800万人にひとりと非常に低い割合です。
こどもがおたふくかぜにかかり、感音性難聴なることを看過してはいけないと思います。