2018/04/24 9:08

いよいよ来週末からはゴールデンウィーク。
海外旅行を計画されている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
厚生労働省が、海外での感染症感染に注意を呼び掛けています。

渡航先で最も感染の可能性が高いのは、食べ物や水を介した消化器系の感染症。また、動物や蚊・マダニなどが媒介する病気が海外では流行していることがあります。その他、麻しん(はしか)、風しん(三日はしか)及びポリオは、日本での患者は減少傾向または発生していないものの、海外では感染することがあるので注意が必要です。

【現地での注意点】
今回は、最も感染の可能性が高い、食べ物や水を介した消化器系の感染症に対する対策についてお伝えします。

●手洗いをこまめにしましょう
食事の前には必ず石けんと水で手を洗いましょう。きれいな水が使えない場合は、手洗い後にアルコール成分を含む衛生用品の利用が効果的です。

●生水を飲まないようにしましょう
未開封の市販の飲料水が最も安全です。水道水は、しっかりと沸騰させてから飲みましょう。水を沸騰させることができない場合には、飲料水消毒用薬剤を使用してください。

●氷を避けるようにしましょう
屋台や不衛生な飲食店で提供される氷は、病原体に汚染されていることがあるので注意しましょう。自分で氷を作る場合は、未開封の市販の飲料水を使用しましょう。

●完全に火の通った食べ物を食べましょう
生鮮魚介類や生肉などは食べずに、十分に加熱された物を食べましょう。加熱料理された料理であっても何時間も室温で保管されていると、病原体が増えてしまいます。屋台や不衛生な飲食店では、作り置きされている料理が出されることがあるので注意しましょう。

●サラダや生の野菜は避けましょう
野菜類は生水を用いて処理されている場合など、病原体に汚染されていることがあります。野菜やフルーツなどは、自分で皮をむいたものを食べましょう。