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今日は、11日付毎日新聞の記事からです。


~八島ケ原湿原:ペット連れ込み、ご遠慮を 霧ケ峰環境影響を懸念、看板設置 /長野 ~
霧ケ峰高原にかかわる関係機関・団体でつくる霧ケ峰自然環境保全協議会が、下諏訪町と諏訪市にまたがる八島ケ原湿原の周囲3カ所に、観光客にペット連れを自粛するよう求める看板を設置した。県内の自然公園では初の試みという。

記事によると、他の観光客の中に犬を嫌う人がいることや、霧ケ峰の自然環境・生態系への影響が懸念されるためで、今回、試験的に看板を設けることにしたとのこと。

昔は、それほど見ませんでしたが、山歩きなどで愛犬を連れて歩く方が最近は増えているようですね。
私自身としては、そのこと自体には問題がないような気がします。
そして、観光客の方々の中から、「私は、犬が嫌いなので犬連れを規制して欲しい」というような声が挙がっているとも思えない。
じゃあ、何故このような措置がとられるのか?

私が想像するに、一部のダメ飼主が原因ではないかと考えます。つまり、ところかまわず、糞をさせ片付けないとか、他人とすれ違う際に、横へどくなど犬を遠ざけたりしないなど、別に自然公園じゃなく街中を散歩してたとしても、迷惑な行為。
結局のところ、これが原因なのではないかと考えます。

もちろん、犬が苦手な方々にとっては、犬が入ってくるだけで嫌な思いをすることもあるでしょう。
犬が苦手な方にとっては、犬が近づいてくるだけも怖い思いをされる方もいらっしゃいます。
この世の全ての方々が犬を好きなわけではないは当たり前なのに、どうもこの辺を勘違いされている方がいるのではないでしょうか?

「うちの子は、しっかり躾けているいるから大丈夫。絶対に他人に迷惑かけません。」

これは、飼主のエゴです。
犬が苦手な方にとっては、そんなことは関係ない。

犬に怯えているように見える方がいたら、犬を抱きかかえるとか、リードを極限まで短く持って飼主の方が壁になるようにするとかして、絶対に近づけないようにする必要があると思います。
にもかかわらず、そうした処置を何もせずに、
「うちの子は絶対に噛み付きませんから大丈夫ですよ。どうぞお通り下さい。」
なんて平然と言う。

しかも、中には、犬を嫌がっているような方を見て、怪訝そうな表情を浮かべたりする飼主もいます。

これでは、「犬連れお断り」の措置をとられても仕方ないですよ。
公共の場へ愛犬と一緒に赴きたいのなら、まずは、絶対に他人に迷惑をかけないような行動を常日頃からとる必要があると思います。

こうした一部の駄目な飼主が原因で、まともな飼主の方々が迷惑しているという現実をしっかりと受け止めていただきたいと思います。