2011/12/29 22:00

ごあいさつ

寒い日々が続いておりますが、今年も残りわずかとなりました。
望月デンタルクリニックは、今年もたくさんの方々に支えられ無事に終えることができました。来年も、良質な医療・情報を提供できるようスタッフ一同日々努力をしていきますのでよろしくお願い致します。

歯科医師の池井です。
12月18日汐留にて予防歯科の分野でも大変有名な熊谷 崇先生の「40年の臨床から見えてきたもの そして拓かれる明日への展望」という講演に出席してきました。講演を聴き”メンテナンス”の重要性を知りました。


メンテナンスとは、当院でも行っている定期健診の事です。まだまだ日本では、虫歯になって初めて歯医者に行くという習慣がありますが、先進国のスウェーデンやアメリカなどではメンテナンスで歯医者に通っているという方が多く、またその予防プログラムがきっちりとシステム化してあるという点においては、まだまだ日本の歯科は遅れているように思われます。
いつまでも自分の歯で噛んで過ごしていただきたいのでぜひ、当院で行っているメンテナンスを受けてみてください。

2011/12/13 21:10

DENTISTRY,QUOVADIS?

院長の望月です。
12月10.11日に東京にて「DENTISTRY,QUO VADIS?」というセミナーに参加してきました。

今年は、前年度に引き続きインプラント治療について取り上げられ、”成功するインプラント治療のためのBone Biology”Osteoimmunologyを知るというタイトルで基礎研究者と臨床医により講演が行われ、その後参加者全員にてディスカッションが行われました。
埋入されたインプラントを長期間良好に維持するためには、チタンと顎骨の両面に関して熟知していなければなりません。
骨代謝分子メカニズムに関して、私が大学時代に学んだ内容はもう古い物になっており、骨芽細胞・骨細胞・破骨細胞や様々なサイトカインについて最新の情報を教えて頂きました。それ以外にも、骨のモデリング・リモデリン・顎骨壊死・再生療法の用いる異種タンパクについて、免疫系と骨代謝系など2日間まさにBone biologyの日になりました。
普段基礎研究の内容に触れる事があまりないため、年に1回行われるこの学会は私にとって大変有意義なものであります。


松本歯科大学総合歯科医学研究所長、
大学院歯学独立研究科長 硬組織疾患制御再建学講座 
機能解析学ユニット 教授 が講演されています。


東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
分子情報伝達学 教授 が講演されています。


研究者と臨床医とのディスカッションが行われています。

歯科助手の市川です。
10月に引き続き、12月8日に宮崎さんの誕生日会を行いました。みんなでおいしいケーキを食べ、宮崎さんにプレゼントも渡して楽しくお祝いしました。
12月ということで、医院に飾られたクリスマスツリーの前で記念撮影も行い、いい思い出になりました。


また、ご出産を終えた千安希さんと優彦くんも一緒に参加して頂きました。
これからまた、お誕生日が続くので、次はどんなケーキが食べられるのか楽しみです♪♪

2011/12/03 13:00

日本歯科顕微鏡学会

院長の望月です。
11月26.27日 日本歯科大学 富士見ホールにて
「第8回 日本顕微鏡歯科学会学術大会」が開催され、スタッフと共に参加をしてきました。
今回の学会には、400人以上の参加者が集まり、会場では立ち見が出るほどの状態で、顕微鏡歯科の関心が年々高まっていることを実感しました。


学会内容は、ペリオワークショップにて、私の師匠の秋山勝彦先生が「Modern Perio Final」と題し、先生の数多くのオリジナルテクニックの手術をハイビジョンカメラで撮影したものを初公開され、詳細に解説していただき、あまりにもハイレベルな技術に参加者はくい入るように見ていました。また、先生の歯科医療に対する想いも語られ講演終了後に会場からスタンディングオベーションが起こり最高の盛り上がりをみせました。私自身、この場に居られたことを歴史の1ページのように感じとても感動しました。

特別講演では、長野県開業の天川丹先生が「マイクロスコープ視野下における垂直歯根破折歯の新規保存療法」と題し講演され、これもマイクロスコープでしか行えない精密な処置であり、今後の破折歯の保存に大きな可能性を感じました。

衛生士セッションでは、衛生士がマイクロスコープを臨床応用されている内容を発表され、当クリニックの衛生士もとても刺激を受けたようです。

ドクターがマイクロスコープで診査・診断・治療を行うのであれば、衛生士もマイクロスコープを使用し同じ目線で処置にあたることは、総合的に治療の質の向上につながると思います。当クリニックには、このマイクロスコープが1台しかありませんので来年には、衛生士用のマイクロスコープを用意していきたいと思います。

最後に、一般講演で私も「顕微鏡を利用した低侵襲な根面被覆術」と題し、今年最後の講演をさせていただきました。

今回は、スタッフ以外に私の父も講演を聞きに来てくれ、今までより緊張しましたが、父にとても良かったと言ってもらえほっとしました。

来年も、マイクロスコープを使用した技術の向上にスタッフ一同精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします。