歯科医師の山口です。 
1月17日、24日に東京で行われた阿部二郎先生の「義歯、臨床テクニック〜下顎義歯吸着のメカニズムとBPSを中心に〜」というセミナーに参加してきました。
インプラントが普及してきた現在でも、入れ歯を使用されている患者様は数多くいらっしゃいます。世界的にみてもインプラントより入れ歯の使用率が圧倒的に多いのが現状です。


そんな中、不安定になりやすいのが下の入れ歯で、口を開ける度にはずれてしまったり、昔みたいに人前で上手く笑えないといったことがあります。
その理由は、下の総入れ歯は上の総入れ歯に比べて空気が入りやすく、歯茎との吸着状態が保てないからです 。
今回私が参加したセミナーの阿部二郎先生は型取りや人工歯の並べ方などの作製方法が従来と異なるため、空気が入りにくい入れ歯を作製することができます。私は今回学んできた方法を用いて、患者様に満足していただける入れ歯を作製できるように努力していきたいと思っております。