3月9日に昭和大学上條講堂にて、第13回日本歯周病学会関東9大学・日本臨床歯周病学会関東支部合同研修会が行われました。
”上皮下結合組織による歯周組織の改善”というテーマで発表をさせて頂きました。
大学関係の先生が多い中、多くのディスカッションが出来大変勉強になりました。


こんにちは、歯科医師の山口です。
2月20日、品川にて行われた松本勝利先生の「3Mダイレクトクラウン ハンズオンセミナー」に参加してきました。


内容は、奥歯に白い被せものをその日に入れる方法です。

銀歯とダイレクトクラウンの比較表

金属の治療の問題点として挙げられるのが2つあり、1つ目は金属アレルギーです。
金属アレルギーとは、金属が溶け出して体内に入ると免疫システムが排除しようとしてアレルギー反応が起こります。症状としては、手足のかぶれ、肌荒れ、肩こり、頭痛などがあげられます。
金属アレルギーは遅延型のため即座に症状がでる訳ではありません。また体のどこでアレルギー反応が起こるかわからないのが特徴です。

そしてもう一つが、ガルバニー電流です。
ガルバニー電流とは、異種金属が唾液を介して接触した時に流れる微弱な電流のことです。金属が入っている歯にアルミ箔を噛むとキーンとなるのもその1種です。ガルバニック電流が発生すると金属が錆びるのを促進してしまうことがあります。
欧米では、メタルフリー(金属を使用しない治療)が定着しており、日本でもそのような動きになりつつあります。
近年の材料や技術の進歩により、強度も強く、見た目も周りの歯にあった自然な色に近づけることができるようになりました。今回のセミナーで学んできた方法もこのうちの1つです。白い被せものの治療もいくつかありますが、比較的、コストが抑えられる治療法になっています。
銀歯を入れていて見た目が気になる方、また金属アレルギーが心配な方はお気軽にご相談してください。