こんにちは、歯科衛生士の宮崎です。
8月3日(日)、私は東京で行われたマイクロスコープのセミナーに参加してきました。


当院では、以前よりマイクロスコープという顕微鏡を用いて治療をしています。マイクロスコープは最高で肉眼の20倍程に拡大してお口の中をみることができるため、発見しにくい病気をみつけることができたり、肉眼の限界以上に汚れを取り除くことができます。

海外では当たり前のように用いられていますが、日本では現在の普及率は約5%程度で、歯科医院70000軒に対し、マイクロスコープ5500台程です。その中でも、歯科衛生士が用いて治療をしている歯科医院はまだ数少ないのが現状です。
歯科衛生士として、皆様に質の高い治療がご提供できるよう、スキルアップしていきたいと思います。

院長の望月です。
第35回歯内療法「シナイリョウホウ」学会が新潟で行われ、これに参加してきました。


「シナイリョウホウ」と聞くとちょっと分かりにくいですが、「歯内療法」という字をみていただくと、 想像していただけるでしょう。歯内療法とは文字通り、「歯の内部の治療」のことをいいます。ですから本来の 広い意味の定義では、むし歯(う蝕)の治療をして、セメントなどをつめることも含まれます。しかし、通常は、 歯の根の中の管(これを根管といいます)に関した治療を、歯内療法と呼んでいます。


 歯は人体の中で一番硬い組織ですが、その中には俗にシンケイと呼ばれている歯髄という軟らかい組織が あって、根の先のほうの小さな孔で、あごの骨の中の神経や血管とつながっています。この歯髄が、むし歯(う蝕 )や外傷で、細菌の感染を受けたような場合には、歯がひどく痛んだり、歯肉が腫れたりします。このような時に、 もしその歯を救い、さらに長い間機能させたいと思うならば、歯髄の一部や全部を除去して歯を残すような治療 をしなければなりません。そこで、歯内療法が行われるのです。
 一般には、歯の神経の治療と言われ、歯を支える土台としての根(根管)の処置なので、根管治療(コンカンチリョウ)という治療法を行います。 歯を保存したいという気持ちと、そのための良い方法を探究し続ける努力から生まれたこの『歯内療法(根管治療)』により、 みなさんの歯を更に長生きさせることができます。
                                ※歯内療法学会ホームページより引用


歯内療法はとても難しい処置で治療技術も医院格差が大きく失敗した場合歯を失うことにもなってしまいます。現在処置内容はだいぶグローバルスタンダード化されてきており、診断にCTを用い処置に手術用顕微鏡(マイクロスコープ)、それに付随する器具を用いて成功率が高くなっています。当クリニックでもこの方法を採用し良好な結果を出しております。根管治療でお困りの方はお気軽にご相談してください。抜歯を避けることができるかも知れません。