院長の望月です。
3月11,12日に東京にてDr.Edward P. Allenの
ソフトティッシュマネージメントセミナーを受講してきました。


Dr.Allenはアメリカ、テキサス州で開業されており歯周形成外科に関して世界的な第一人者です。
今回、主に歯肉退縮を改善するための治療法(根面被覆術)について講義と実習を受講しました。

当クリニックでも根面被覆術は頻繁に行っており、
症状により様々な術式を用いてきましたが露出した歯根面に対して多くの場合、口蓋より結合組織を採取して移植していますが、
Dr.Allenはヒト皮膚組織由来の無細胞真皮を移植材として用いるため、
口蓋からの移植は必要とせず、また多数歯を一回の処置で低侵襲に行う術式で行っています。
日本ではヒト皮膚由来の無細胞真皮は認可が出ていないため患者さんの同意の基、行う必要がありますが、米国組織バンク協会および米国食品医薬局(FDA)の認可は下りていますので安全性は高いと思います。
どの手術においても患者さんの利益とリスクが生じますので、適応症を見極め、きちんと説明し、低侵襲で有効性の高いものを提供できるようにスキルアップしていきたいと思います。