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【インフルエンザの予防】インフルエンザワクチンの接種は10月12日から開始…
【ぜん息克服への道】9月中旬から10月上旬にかけて小学校・園・地域の運動会…
【めざせスキンケアの達人】朝夕涼しい季節になり、皮膚の乾燥が一気に出て…
【アレルギー性鼻炎とのつきあい方】秋の雑草花粉症も、ヨモギ花粉が10月上旬ころ…

【インフルエンザの予防】
◆インフルエンザワクチンの接種は10月12日から開始になります。今年のワクチンは、H1N1(A型)、香港型A型、B型(昨年と株が変更になりました)の3種類のウイルスすべてに対応した製品になっています。接種費用については公定価格が定められていないので、医療機関ごとに異なります。
◆アレルギーの患者さんは、2009年の新型インフルエンザで重症化する傾向がみられたことから、今年も積極的にワクチンを受けておくことが好ましいでしょう。今年の流行は、早ければ晩秋から初冬にかけてはじまります。なるべく早めに受けておくのがよいでしょう。
◆「インフルエンザワクチン」接種を制限される人は? ぜん息患者さん、卵アレルギーを持っている人、これまでのワクチン接種である程度以上の副反応がみられた人の場合は、健康状態をよく把握している医師が慎重な判断を行い、注意して(必要なら皮膚テストなどを行ってから)接種することとされています。 このワクチンの成分によってアナフィラキシー(重度の全身性アレルギー反応)を起こしたことがある人は受けられません。これらに該当するかどうかは受診時にご相談ください。

【ぜん息克服への道】
◆9月中旬から10月上旬にかけて小学校・園・地域の運動会シーズンです。
1)ぜん息発作が既に出てしまっている場合には、運動会の練習や当日の出場に影響が出ることが多いので、受診して医師の指示をもらいましょう。
2)発作が出そうな状態(早朝や笑うときに咳がでることがある場合など)では、医師から予め指示されたように服薬を調整し、また観戦中はマスクをするなど刺激からの防護をしておきましょう。
3)最近発作が出たことがなく、簡単な刺激で咳も出ない場合は、短距離系の種目が多い運動会では普通にやってよいでしょう。ただし、ふだん運動をしていない大人の場合、どんな種目でも運動誘発ぜん息が出ることがあるので、発作止めの吸入を持参しましょう。
◆農村部では稲刈りの粉塵、野焼きの煙が多い季節になりました。これらは通常、アレルゲンではありませんが、刺激性が強い粉塵やガス成分を含んでいますので、浴びそうになったらマスクやハンカチなどで口元を覆い、早めにその場を立ち去りましょう。

【めざせスキンケアの達人】
◆信州では朝夕涼しい季節になり、皮膚の乾燥が一気に出てきて受診する人が増えてきました。まもなくかゆみも出てくるので、保湿を夏モードで減らしていた人は、通常量(夏に減量して使用していた量の2倍程度)に戻しましょう。もしかゆみを伴う湿疹が出てしまっていたら、保湿剤だけでは修復ができません。医師の指示でステロイド外用剤を使用して、早めに安定状態に持ち込みましょう。
◆お彼岸を過ぎると暑さも和らぎ、日中に長時間外出する機会も増えてきます。夏までに日光疹を経験している人の中には、運動会などで長時間日光に当たると再発することがあるので、UVクリームや日よけを使うなど、防護しておいたほうがよいでしょう。

【アレルギー性鼻炎とのつきあい方】
◆秋の雑草花粉症も、ヨモギ花粉が10月上旬ころまで飛散して終了になります。(温暖地域では10月末ころでも飛散がみられます)。今年の花粉症はこれで終わりですので、今後は窓を開けても不快な思いをしなくて済みますし、アウトドアライフを存分に楽しむことができます。
◆ダニ、カビ、ペット、昆虫(蛾のリン粉など)によるアレルギー性鼻炎は、気温の低下に反応して症状がみられやすく、同時に鼻詰まりも目立ってきます。症状のコントロールには医師が処方する点鼻薬が必要になることが多いので、つらい場合は早めに受診をしましょう。

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