赤ちゃんから大人までアレルギーの総合診療 CLINIC(公式サイトはminocl.com)
新時代のアレルギー診療に、長い経験、最新知識、地域アレルゲン調査、デジタル機器、チーム力で臨みます。

5月前半が花粉症のピークであり、花粉症の真犯人は3人の容疑者のうち一人です。容疑者Aは大量の黄色い花粉をまき散らし、容疑者Bは誤った情報を広めながら花粉を運ぶ役割を果たしています。容疑者Cは・・・
初夏から夏の紫外線は、中部から東日本においては、長野県は・・・
ダニの舌下免疫療法は、ダニのアレルギー性鼻炎を合併している場合に、ぜひやっておきたいぜん息の補助・・・

【アレルギー性鼻炎とのつきあい方】
◆「犯人をさがせ!」 5月前半がピークのシラカバに代わり、この時期は怪しい容疑者が3人いますが、目や鼻に症状を起こす花粉症の真犯人はただ一人です。早めの対策をお願いします。
・容疑者A(赤松某氏)遠く離れた場所から、雨の様に大量の黄色い水に溶けない大量の花粉をまき散らして地域全体を汚しています。
・容疑者B(西田某氏)芸能活動を通じニセアカシアを「アカシア」と呼んで国民に誤った認識を広めた経歴があり、甘い香りと白や赤紫の美しい容姿で、ミツバチを集めることを本業にしています。花粉はハチが運びます。
・容疑者C(いねか牧草氏)容疑者Bの足元や牧草畑で、葉や茎と同じ色で目立たない花を付けています。近くを通る人に銃を乱射するように花粉を浴びせかけます。
◆スギの舌下免疫療法は6月以降に開始できますが、現在、薬剤が品薄の状態です。秋の終わりまでに開始すれば、来年に間に合いますので、本格的な治療開始が遅れても心配はいりません。

【めざせ! スキンケアの達人】
◆初夏から夏の紫外線は、中部から東日本においては、長野県は最も強い地域になります。 晴天、曇りの日には、乳児や1歳児ではSPF30前後、SA+++のもの、幼児期後半から成人であれば、長時間外にいる場合は、SPF50程度の日焼け止めを使用するようにしましょう。
◆子ども用には、石鹸で落とせるもので、紫外線吸収剤を使っていないものがよいでしょう。日焼け止めは、皮膚炎など異常のある部位には使用できないので、適切な治療を受けてから使用しましょう。
◆生後5か月までは、日差しのある時は外出を避け、やむを得ない場合は、日傘やベビーカーに取り付ける覆いなどで日差しを遮るようにしましょう。
◆虫よけ剤は、乳幼児にはイカリジンを使用したもの、虫に刺されると腫れ方がひどい小学生以上などしっかり対策したい場合は、ディート(DEET)を使用したものにしましょう。子どものいる空間で肌に直接スプレーするのは避けましょう。イカリジンの効果持続時間は、やぶ蚊に対してはわずか1時間です。

【ぜん息克服への道】
◆ダニの舌下免疫療法は、ダニのアレルギー性鼻炎を合併している場合に、ぜひやっておきたいぜん息の補助的治療として、成人に対しても推奨されています。
◆学童期以降の女子のぜん息の寛解率はかなり低く治りにくいので、原因療法の一つとして寛解を目指して行うようにしましょう。男子の場合、小児期の終わりに寛解する場合がかなりありますが、代わりにアレルギー性鼻炎の悪化が見られることが多いので、将来を見据えて5年計画で行いましょう。
◆カビ取りスプレーと花火は、ぜん息の人がいる場所で使用すると気管支にダメージを与えます。夏場に向けて絶対に避けたい物ですので、ご注意ください。

コメント追加

タイトル
名前
E-mail
Webサイト
本文
情報保存 する  しない
  • 情報保存をすると次回からお名前等を入力する手間が省けます。
  • E-mailは公開されません - このエントリーの新規コメント通知が必要なら記入します。

このエントリーのトラックバックURLを表示